内容説明
子供のことが心配でたまらない。子供が困っていると見ていられない。子供の望むことは何でもかなえてやりたい。子供への過剰な心配・関心は子供を破壊する!!依存し合う関係を変え、親と子が自分の人生を生きるための本。
目次
1 子供を愛しすぎる親の愛し方(子供に与えすぎる親;責任感の強いワーキングマザー;子供の問題を代わりに解決する親 ほか)
2 親に愛されすぎた子供の悲劇(甘やかされ、自分を奪われて―「欲しいものは何でも与えてあげる」;見映えをよくしなさい―「パパとママに恥をかかせないでね」;特権意識を持つ―「あなたには私たちが持てなかったものをすべて持ってほしい」 ほか)
3 親と子の関係を変える(子供を愛しすぎる親をやめるための12の方法;愛しすぎる親から逃れる11の方法)
著者等紹介
アシュナー,ローリー[Ashner,Laurie]
サイコセラピスト。「シカゴ・ライフ」誌のコラムニストで教師でもある。シカゴ在住。TVやラジオ番組で活躍中。共著にベストセラー「どうしても『心が満たされない』人たち」がある
マイヤーソン,ミッチ[Meyerson,Mitch]
サイコセラピスト。機能不全な人間関係や自己評価をもてない人たちへの援助のエキスパート。人間的成長をめざすセミナーや講演会を数多く主催している。シカゴ在住。TVやラジオ番組で活躍中。共著にベストセラー「どうしても『心が満たされない』人たち」がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まど
15
「虐待と愛しすぎることは紙一重」の言葉にドキッ…。母としての自分、娘としての自分に当てはまることが多かった。日本人は当てはまる人多いんじゃないかな。息子の自立を常に頭において、目はかけるけど、手をかけることや口を出すことを控えめにしていこう。2014/07/22
himawari
7
この本の事例を日本人に当てはめて考えて良いのか分からないが、自立を重んじる欧米で、自立出来ないことは問題だと捉えられている事が良くわかる。また、悲惨な事例が盛り沢山で、親離れ・子離れはどこの国でも難しい問題なんだなぁと感じた。モンスターペアレンツが子供に良くないのは確かだと納得。日本では慣習的に良しとされている親孝行でも、親と子の自立を妨げているケースがあるのかも知れないと思った。2015/05/14
PayPay
2
この世の悪の総覧という感じ。人をコントロールしようとする圧力がいかに些細な理由で、しかも意識できないところで生じるかということを感じさせられる。障害を抱えていても、事件を起こしても、大変そうでも絶対にあってはならない欠点や立場や失敗というものは日常の範囲には基本なくて、むしろ個人の能力や動機を伸ばす刺激であるかもしれず、人は平等であり個人として尊重されるべきだという認識 学校をなるべく早く終わらせたいという気持ちを尊重して、学習障害の子を特別学級に入れる決心をしたエピソードが印象に残ってる2025/05/14
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- 和書
- 基礎社会学 (増補版)