内容説明
本書では、メルヘンが語る人生のさまざまな節目に焦点を当てて、誕生から死までの道筋をたどってみることにしましょう。そうすることによって、親から離れてひとり旅立つ自立の問題、成熟した存在として異性と向かい合う結婚の問題、夫婦となり親となって自分たちが子育てをする問題。さらには終焉を間近にした老いと死の問題など、現代の私たちが出会うさまざまな課題や人生のプロセスを少しははっきりと眺めることができるのではないかと考えたからです。
目次
第1章 道しるべ―メルヘンからのメッセージを受け取るために
第2章 誕生―可能性としての「子どもの誕生」
第3章 旅立ち―親離れと子離れの物語
第4章 試練―大人になるために必要なこと
第5章 結婚―さらなる成熟を求めて
第6章 夫婦―試される心の絆
第7章 老いと死―メルヘンが語る人生の意味