感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
武井 康則
9
赤ずきんについて言及したものを全て並べたてている。赤ずきんはまずペローによって宮中の大人が読む寓話として書かれた。最後赤ずきんは狼に食べられて死ぬ。それが100年後グリムによると、家庭で読まれる本となり、無事に生還する。間に啓蒙時代があったためだろうというのが著者の論。これがⅠで語られる。Ⅱで赤ずきんについて語られた今までの論が並べられ、Ⅲは赤ずきんのパロディ。パロディは時代が要請すると思うが、単に並べられただけ。ダーントンの「猫の大虐殺」で分析している赤ずきん論の方が主旨が明快でずっと面白い。2025/04/06
のり
0
この本のお陰で赤ずきんの奥深さに触れられたと思う。ただのグリム童話じゃない。2013/07/15
ゆ
0
プレゼンのために読んだ。いろんな意味が隠されてるんやな。パロディが面白すぎる。2011/12/15
澤水月
0
910528