詩的リズム 〈続編〉 - 音数律に関するノート

詩的リズム 〈続編〉 - 音数律に関するノート

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  • サイズ B6判/ページ数 284,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479720362
  • NDC分類 911.01
  • Cコード C1395

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

12
大谷能生『歌というフィクション』で随一の扱いを受けている70年代の詩論。日本語の詩が等拍で読まれる点から、休符の置き方とリズムの加速性に和歌の特徴があることを見抜き、發音(ン)の加速、促音の減速を見出す。たしかに、アンコールの拍手は絶対に加速する。二拍子の軍歌の頭が伸びて(「おもいいれ」が入って)シャッフルの三拍子になる説は、真偽はさておき面白い。共同体のビート(五七五や三三七拍子)とどのように対峙するかが、宮沢賢治や中原中也それぞれの詩的場面に応じて描かれる。その政治性にヒントがある気がする。2023/08/10

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