内容説明
お節介なほど親切に、手を差し出してくれる。見知らぬ人との会話に救われることもある。孤独さえも、温かく包んでくれる。誰もがありのままでいられる街の、出会いと出来事。累計24万部『ニューヨークの魔法』シリーズの著者、最新エッセイ集。
目次
第1章 小さな驚き(ふたりぼっち;男子トイレの風景 ほか)
第2章 分かち合い(土曜日の朝のカフェ;壁のひびを突き破れ ほか)
第3章 予想外のできごと(砂糖とミルク入りのコーラ;チケットを待ちながら ほか)
第4章 親愛なる人へ(ハンナの涙;二ドルと友情 ほか)
第5章 だから人生は面白い(運をもたらす客;コウタ君のふたつの国 ほか)
第6章 素晴らしき日(パティのホームカミング;ニコライのお願い ほか)
著者等紹介
岡田光世[オカダミツヨ]
1960年東京生まれ。青山学院大学卒、ニューヨーク大学大学院修士号取得。読売新聞米現地紙記者を経て作家・エッセイスト。高校、大学時代に1年間ずつアメリカ中西部に留学し、1985年よりニューヨークに住み始める。今も東京とニューヨークを行き来しながら執筆を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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kayoko
58
人の優しさ温かさを感じる事ができる素敵な本。ニューヨークを知りたくなる。この本に登場するようなニューヨーカー「自然に優しいお節介が出来る人」に憧れるな~ 他にもニューヨークシリーズがあるらしいので是非読んでみようと思う!2018/04/22
Eee
17
やっぱり素敵な作品でした。 ニューヨークの文庫本シリーズもぜんぶ読みましたが どれもいい話で、とても読みやすいです。 何度でも繰り返し読みたいものが多く、お気に入りには付箋をつけました! また一歩ニューヨーカーに近づいたかな? ニューヨークに行きたい欲が増しました!!2014/08/10
きーちゃん
9
日本人の作者がNYで出会ったニューヨーカーたちとの出来事と会話のエッセイ。本書の中で、時々日本とNYを比較する場面がある。電車の座席を年配でもなく、怪我をしているわけでもない作者に半ば強引に譲ってくれる人々が登場する。なぜ?と言う問いに、I just trying to be nice.何かいいことしようと思っただけと答える。日本だといぶかしげな表情だけが返ってくるかもしれない。それでも、私もそんな気持ちで誰かに何かをできるといいなと思った。マナー云々ではなく、something niceなことを。2013/08/21
フラちゃん
4
旅行の予習のために図書館で借りる。サラッとしたエッセイでするする読めた。コウタ君とビルの話には色々考えさせられ、シマコさんの話はほのぼのした。メイシーズでシマコさんに会えるかな♪2019/05/15
hiro3
4
NYでは3割の人が、収入の半分を家賃に費やしてる。それでも住みたい理由がある。2014/12/20