出版社内容情報
だいたいこんな毎日ですが、こんな私でよかったら──。どこを切ってもミウラシヲンが迸る!本屋大賞に輝く人気作家の極上エッセイ集
内容説明
どこを切ってもミウラシヲン(よそゆき仕様・自社比)が迸る。2012年度本屋大賞『舟を編む』に続く、待望の最新エッセイ集。
目次
1章 ひととして恥ずかしくないぐらいには(餌を与えないでください;短くなった父 ほか)
2章 そこにはたぶん愛がある(老婆は行脚する;愛の地下鉄劇場 ほか)
3章 心はいつも旅をしている(キリストの墓とピラミッド;田園風景のカーチェイス ほか)
4章 だれかとつながりあえそうな(包んで贈る十二月;ヒノキのテーブル ほか)
著者等紹介
三浦しをん[ミウラシオン]
1976年東京都生まれ。2000年、長編小説『格闘する者に○』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』で本屋大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
644
エッセイがすこぶる面白いと評判の三浦しをん。これまでに随分たくさんのエッセイを上梓しているが、私は初挑戦。冒頭部分からしばらくは、一人称の代名詞も「俺」だし、文体もいたって男っぽい。これまで三浦しをんを女性だと思っていたのは勘違いだったのかと、思わずgoogle検索してしまった。そこから先も、読者への自己解放は相当なもの。お部屋は荒れ放題(そこまでは言ってなかったかも)、風呂にはとんと入らない。ご飯を作るのも面倒、と破天荒な生活ぶりを披露する。大丈夫。私たち読者はそれしきで三浦しをんを嫌いにはならない。2024/08/15
にいにい
586
三浦しをんさんのエッセイは、初めてだ。エッセイとは知らずに読み始めたから巡り合えた。面白い!!! いや、面白すぎて、通勤車内で読みにくい。読みながら、笑いがこみ上げる。こらえ切れない。電車で読んだら、変な人だ。小説がいいのは、こんなエッセイを書ける人だからなんだ。旅行、部屋の状態、関心事、僕らとちょっと違う感性。エッセイを読むのもいいなぁ~。2015/04/28
射手座の天使あきちゃん
527
「はい、はい 喜んで!」しをんさんからのお友だちリクエストなら二つ返事でオッケーィ!!(笑) 相変わらずの定番・鉄板ネタ満載のエッセイです でも「よそゆき仕様」ってのはどうなの? 誇大広告・粉飾決算の臭いが・・・(笑) あっ、あくまでも自社比ですか なら不起訴ですね <(^_^; 「年齢のマナー」、「かなわんブギ」、「理不尽の権化」がツボでしたね (^_^)v2013/06/13
ちぃ~
518
(。・m・)クスクス。(*´∀`*)ニタニタ。エッセイにハマッてしまう。三浦しをんさんもいい!しをんさんの他のエッセイよりお上品?、お上品じゃないエッセイも読みたい。短くても、読み応え満載。是非是非、お友達に。エッセイって作風とちょっと違って、意外性がいいのかな。時々、エッセイも楽しもう。読んでいて、楽しくなれる。2015/06/21
ヒロ@いつも心に太陽を!
511
しをんさんのエッセイ本、いくら気を付けて書こうがあくまでちょっとだけの「よそゆき仕様」。なぜならアホな妄想やシモといったしをんエッセンスが随所に漏れ出ているから(-∀-*)☆ほんと何気ない日常を面白い視点で書ける人。読みやすくて大好きだ。友人に「ヒロは大変な出来事があってもその話し方が面白いから聞いてるこっちは笑っちゃう。いっそエッセイでも書いてみたら?」と言われるのだが、書いてみたら私もイケるだろうか。いや、ないな。そもそもイケるってなんだ。地道に働け私。ということで面白いエッセイは読むに限る。2013/07/07