内容説明
わたしは恋愛音痴である。小学生のころは、好きになるとつい相手をいじめてしまった。大人になってからは、本気になるとストーカーのようにしか見えないと人に指摘された。いかにすれば恋愛上手になれるのか?わたしが読者の皆さまに教えを乞いたいぐらいである。役に立たない、だけど面白い!超体験的恋愛エッセイ。
目次
初恋パラダイス(男にならなきゃ!;チューバじゃ想いは届かない;みんな和知くんに惚れていた ほか)
恋愛ダイエット(からたち女子高校にも恋はある;女になるとするか;X姉妹にならなくてよかった ほか)
永遠にアイラブユー(アンモナイトの記憶;場所は韓国、恋のライバル出現だ!;哀愁のボス ほか)
著者等紹介
山崎マキコ[ヤマザキマキコ]
1967年、福島県生まれ。明治大学農学部卒。在学中に書いた『健康ソフトハウス物語』でデビュー。以後、パソコン雑誌、ウェブサイトなどでエッセイや小説を発表
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるみ(旧Narumi)
8
図書館で他の作家さんのエッセイを探していた時に見つけた一冊。山崎マキコさんのお名前にかすかに見覚えがあり、読んでみました。かなり面白いエッセイです。著者の山崎さん曰く、恋愛オンチなので、つい好きになった相手をいじめてしまったり(高校生位までの話)、好きな気持ちが過剰になって相手にアプローチしすぎちゃったり…そんな顛末をカラッと書いています。なのでどんどん楽しく読めてしまいました。一見自虐的に感じられますが、自分を客観的に見られるからこそ、面白おかしくエッセイにできるのだと思います。楽しい読書時間でした♪2014/06/21
星落秋風五丈原
4
わたしは恋愛音痴である。小学生のころは、好きになるとつい相手をいじめてしまった。大人になってからは、本気になるとストーカーのようにしか見えないと人に指摘された…。役に立たない、だけど面白い超体験的恋愛エッセイ!2008/10/26
anemone
2
自称恋愛音痴なので、読んでいて面白かった。ためらいもイエスを読んだ後、この作品を手に取ったのだが、あの話にいたるまでにはこういった山崎さんの決して面白いだけではすまされない、もがきやあがきがあって、ようやくあの痛快な主人公を描くに至ったのだなーとしみじみ思った。これから他の山崎作品も読み漁る予定。2013/10/25
みけ
1
自身の生い立ちからのエッセイ。恋愛話なんだけれど愛情深くてよかったなー。「心から幸福を願う」とかって。おまけにすごくお勉強もできたみたい。この人の文章はとても魅力的でたいした話じゃないのかもしれないんだけど心に残る。三浦しをんにも似た魅力を感じる。2014/10/06
うどん
1
恋愛音痴のタイトル通り、恋愛をテーマにした本を読んだとはとても思えないような読後感。なんか大人計画の芝居に出てきそうなくらい過剰なキャラの人だな思いました。2012/06/07