内容説明
みんな誰かに片恋してる。ふたりが同じ量だけ愛せればいいのに…。ビター・スウィートな片恋物語。
目次
出会えない恋―どこにあるの、こんなに探しているのに
始まらない恋―呑み込む思いはより強く切なく
報われない恋―“不”のつく文字はみんな大嫌い
満たされない恋―ベッドの中の孤独は深く
終わらない恋―死ぬより遠いさよなら
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ろっか
5
「彼にはまず彼でいて欲しい。そして、私は私でありたい」ずっと読みたかった本。あまりエッセイは読まないけれど、この本はとてもよかった。約30年前に出版されているので今の恋愛とは少し違う。純粋さというかひたむきさが感じられる。携帯もラインもSNSもない。期待に胸を躍らせて不安に押し潰されそうになる日々。現代よりも相手をおもんばかり、思いを巡らせて迷う様子が痛々しくもあり美しい。両方の意志で始まる恋なのに、終わりは片方の意志でもたらされる。「橋は、両岸から伸びて来て、真ん中でぴたりと合わさる。恋も同じこと」2020/01/23
knsh
0
過去の自分と今の自分がたくさん。わかってる、そんなことわかってるんだけど、それでも、だからこそ続けてしまうんだ。2013/03/02