出版社内容情報
男の前で自然体でいられないのはなぜだろう? 人の心の機微をとらえる著者による、男性との分かり合えなさを克服するための奮闘記。
目次
プロローグ 男との付き合い方がわからない
第1章 男の前で自然体でいられない(選ばれない人間;自分を変えたいけれど;自分のからだが自分のものじゃなくなる ほか)
第2章 男の生きづらさを知りたい(相談できない男;母親の差別;マイナスの感情をなかったことにする ほか)
エピローグ 男を知りたい
著者等紹介
水谷緑[ミズタニミドリ]
神奈川県生まれ。2014年、『あたふた研修医やってます。』(KADOKAWA)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鷺@みんさー
27
男らしさ神話の同調圧力については、昨今テーマにした本が増えていてよき。ほんま男も大変やなって思う。ジェンダーレス男子とかいても、彼らは彼らでまた、葛藤や煩わしさもあるだろうし。結婚後の話は、この夫婦の良かった点は「第三者機関に助けを求めたこと」「夫も毎回ついていったこと」だと思う。つまりは夫婦ともに、苛立ちや我慢を続けながらも、別れる選択肢ではなく改善したい意志があり、その為に努力したということだから。夫婦って難しいよね。すれ違いの後にこういう試行錯誤続けられるかどうかだと思う。2023/05/01
夢かもしれない
14
読むうちに私も主人公と一緒に異性について混乱し、パニックに、、、しかし水谷緑さんは、地獄にも見える場所から高みに登ります スタート地点からは比べられない場所へ飛んだように見えます 主人公は自分に正直で自分の潜在意識や欲望にちゃんと気付いてあげています それに比べると私は、まわりに流されて、こわくて、逃げてばかりいました 自分に嘘をつき続けていました。著者のように異性と良いコミュニケーションを築くには一人になって自分を見つめないといけないと思いました 激しい内容ですが、読むと優しさを少しもらえます 2020/10/12
おさと
4
始終、うっすら陰鬱な感じ。うん、でも、人生いろいろあるよね…。いろいろ難しい。2023/09/09
ゆうわか
4
私自身、水谷さんに共感・共通する部分と、夫さんに共感する部分がいくつもあった。私も男性が苦手だけど、それは『男性を上からか下からか、しか見られず 横からの視点がない』ということに気付かされた。 フラッシュバックにつながりそうな場面もあったけど、一気に読めたのは少しは癒えているのかもと思えた。 図書館で偶然出会えてよかった本です。2022/02/03
メメント・モピ
3
「男性への恐怖と憧れ」分かるな~。中学生の頃「○組の女子はブスだから」と大声で言い放つ男子に「「お前もブスだろ!」って言ったら同じ土俵に立つことになる」と思っていた。でも、男子による女子評価が結構気になって…。男性にも男性なりの抑圧がある。「男/女」の区切りなく、みんなが「○○だから」って呪縛から解き放たれると良いな。そして、人間はたぶん、みんなお互い異星人。あと、権力(経済力・腕力…)を持つ者が威張るって、確かに!自分も気をつけよう。2022/11/13




