内容説明
毎日の暮らしを、より快適に過ごすために努力し、さまざまな文化を生み出した古代人の生活を通して、「人間が生きていくこと」の原点を探る。
目次
日本人の食物の起源
古代人の旅と乗物
古代人の薬と治療法
古代の呪術と宗教
日本の音楽・演劇の起源
ゲームとスポーツの起源
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おゆ
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テーマごとの章分け、キーワード1つにつき見開き2ページというわかりやすい構成。飽きずに楽しく読めたけど、古代というわりに内容は平安後期〜鎌倉まで及んでいて、縄文〜奈良が贔屓な私としては少し食い足りなかったかな。面白かったのは奈良時代の駅、運用開始時はとっても画期的だったのに、すぐに悪用されたり目的を見失って形骸化したり…顕著(というか露骨)なのは平安貴族だけども。ただそういう歴史のしょうもなさに対しても、滲み出てくる著者の愛着や親愛の情が心地よい。古代は豊かで意外なほど機能的、でもやっぱ現代人の先祖だわ。2013/01/15