内容説明
偽書とは、史実でないことを史実のように書き記した書物、あるいは、もともと伝存していた真本を、贋作して、真本と偽ったもののことを言う。本書で検討を加えた十二種の書は、それぞれに偽書的な要素を含む部分があったとしても、作者が主体的な発想と思想とをもって作り上げたものであるがゆえに、総体として偽書とは言えない―。
目次
1 上記
2 天書
3 旧事大成経
4 秀真伝
5 富士宮下文書
6 東日流外三郡誌
7 日本総国風土記
8 前々太平記
9 九鬼文書
10 竹内文書
11 桓檀古記
12 契丹古伝