出版社内容情報
【目次】
内容説明
「男は外、女は家」という考えは、いつ、どのように作られたのか?最新研究と埋もれた史実から、世界史の大前提を根底からアップデートする一冊!フランスで16万部突破のベストセラー、待望の日本上陸。
目次
1 先史時代(先史時代、女性は存在していたの?;ヴィーナス小像と女性の地位;「仕事」が生まれ、女性差別がはじまる)
2 古代(古代の女性戦士と女性市民)
3 中世(中世では、女王や女騎士が権力を行使していた;女性たちは大聖堂を建設していた;大監禁;「魔女狩り」から逃れる;女性作家、忘れられた名詞と職業)
4 近現代(啓蒙時代の「女学者」たち;消された女性革命家たち;一九世紀は、ドレスと処女と「女の人形」;一九世紀の男性階級への抵抗;銃声の中に?―それとも台所に?―女たちの二〇世紀のはじまり;戦争は男だけのものではなかった―第二次世界大戦;戦後、女性は市民になった―はずだった;さて、女性差別は終わった?)
著者等紹介
ルコック,ティチュー[ルコック,ティチュー] [Lecoq,Titiou]
1980年パリ生まれ。ジャーナリスト、作家、ブロガー
鳥取絹子[トットリキヌコ]
フランス語翻訳家、ジャーナリスト。お茶の水女子大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
32
タイトルと装丁が気になり手に取った。読みやすいけど、ちまちまと読んでいたら、次の予約が! また読み直したい。フランスが、どうやって女性の地位を上げていったか。何かの講義で習わなかったら知らないことばかりだった。日本はいつまでこの位置にいるのか。たとえ、日本初女性首相が誕生しても夫婦別姓さえままらないこの国には未来はないわ。2026/05/05
Roko
30
歴史の中で活躍し、名を遺した人たちは、そのほとんどが男性です。ずっと、そういうものだと信じ込まされてきました。でも、それっておかしくない?と疑問を持った著者は様々な文献を調べ始めました。そして出た結論は、「女性の活躍は意図的に消されて来た」という事でした。 「訳者あとがき」で、この本を出版するまでの話が語られていました。フランスでベストセラーとなったこの本を、日本でも出版したいと何人かの編集者に声を掛けても、あまりいい返事をもらえなかったそうです。後で考えてみたら、その人たちは全員男性だったそうです。2026/05/22
ソフトミー
24
まずタイトルを修正させてほしい。世界史ではなくフランス史です(女子もどうかと思う)。著者は歴史の教科書に女性の偉人が少ないことに疑問を感じ、調べていくと不当な扱いを受けた女性たちが出るわ出るわ――といった内容。これ普通に現代の日本でもあるな、という性差別が山ほど出てきて、絶望しかけるどころかきっちり絶望します。特に気になったのが、ルネサンスの女性画家アルテミジア。美術専攻だったのに彼女のことは知らず、すぐに検索をかけたところ、ラファエロやボッティチェリに負けず劣らず、息を呑むほど美しい絵が出てきました。2026/06/02
ほんメモ(S.U.)
18
フェミニズム・ジェンダー関連本を探していたら、タイミング良く発売された新刊本。フランス人ジャーナリストである著者が、フェミニスト視点で世界史(というかフランス史)をアップデートしてくれます。自分の持つバイアスにハッとする場面が多い本でした。フランスは他の欧米の国々よりも男尊女卑が強かったらしく、女性の参政権が初行使されたのは1945年と日本と半年しか違わない国でした。が、今ではジェンダーギャップ指数35位、日本は118位と大きく差がついています。せっかく和訳されたのだから、日本でもバズって欲しい一冊です。2026/04/22
きり
9
フランス人女性の著者による本。主にフランスの歴史に沿っているけれど、人類共通の女性観になっている。ジャーナリストである著者が、先史時代から遡り資料を読みあさり導きだしたことは、男性優位の社会背景による男性研究者が書いたものが読みつがれているため、女性の歴史が消されているという主張。偉大な作家のルソーは「女性は男性に気に入られ、役に立ち、愛してもらうもの」と『エミール』に記しているそうだ。その感覚は今や過去のものとなりつつあるが、まだ途上だなと感じる場面は多々あるんじゃないかな。2026/06/07




