内容説明
スポーツ史上最大の番狂わせと称された、あの“ブライトンの奇跡”から10年―。タイプの異なる3人のヘッドコーチのもと、「勝つために必要なマネジメントとは何か」を考え、実行し続けた13年。「弱小国」だった日本代表が「強豪国」とわたり合えるようになった背景には、長年にわたる試行錯誤と徹底した準備があった。その歩みを振り返りながら、チームマネージャーの視点で、各ヘッドコーチのチームづくりと成長の軌跡を紐解く。
目次
プロローグ
第1章 ジョン・カーワン―情熱と信頼のリーダーシップ―(ジョン・カーワンとの出会い;「武士道精神」と「ファミリー」の導入 ほか)
第2章 エディ・ジョーンズ―徹底管理と戦略のリーダーシップ―(エディ・ジョーンズの「正しいやり方」;チームマネージャーの役割の明確化 ほか)
第3章 ジェイミー・ジョセフ―主体性と適応のリーダーシップ―(ジェイミー・ジョセフ体制の船出;コーチの力を最大限に引き出す ほか)
特別対談1 大野均(まさかウェールズに勝てるようになると思わなかった)
特別対談2 五郎丸歩(憧れの存在とは何かを考えた濃密な4年間)
特別対談3 田村優(RWC2019のスコットランド代表戦がベストゲーム)
エピローグ
日本代表のRWCの記録
著者等紹介
大村武則[オオムラタケノリ]
1965年生まれ、京都府宇治市出身。大阪体育大学体育学部体育学科卒。明治東洋医学院で鍼灸学を学び、接骨院での修行を経て、ヤマハ発動機ジュビロ(現静岡ブルーレヴズ)、セコムラガッツにてメディカルトレーナー、チームマネージャー、チームディレクターなどを歴任。1999年より7人制日本代表、7人制フィジー代表に帯同。2009年ラグビー日本代表チームのチームマネージャーに就任。2011年ニュージーランド大会、2015年ロンドン大会、2019年日本大会でのワールドカップにて、「ONE TEAM」を実践。現在、株式会社WRS JAPAN代表取締役として、BLKのブランドを日本で展開し、ジャパンラグビー・リーグ・ワンのユニフォームやスポーツウェアのデザイン・販売を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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