身体がますますわからなくなる

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479394341
  • NDC分類 145.5
  • Cコード C0045

出版社内容情報

「からだの錯覚」の研究者が、からだの不確かさや思い通りにいかなさに考えを巡らせる科学人文エッセイ!

知的好奇心を揺さぶる数々のからだの錯覚実験を紹介しつつ、「からだとは何か、脳とは何か」という人文的考察を深めていく。

知らなかった、意識していなかった「自分のからだ」のおもしろさが次々と襲いかかりるエキサイティングな研究と考察。「一冊読めばからだのことがよくわかる」と思っていたら、「なんだかますます分からなくなってきた」という不思議な読後感を味わえます。

内容説明

エイリアン化する左手。伸びる耳たぶ。手錠をかけられたサッカー選手。まさぐられる脳みそ。他人と入り混じり同化する指。人vs.ゾンビ集団。自分の身体の“きもちわるさ”にとりつかれた研究者、渾身のエッセイ!

目次

第1章 どうしても思い出せない左手のこと(両腕を奪われたディフェンダー;髭にまとわりつくこの左手について ほか)
第2章 誕生日が1日ズレた自分を想像する(奇数が好きですか、偶数が好きですか;ブーバとキキの運動学 ほか)
第3章 20秒間でシャッターを1回だけ押す(生きているものたちのリズム、しなやかなメトロノーム;初めての実験、窮屈に押し込められたシャッターの音塊 ほか)
第4章 半地下のラバーファミリー錯覚(建築物が「家」になるまで;接合型パラサイトの諸相 ほか)
終章 ―会ったことのない同居人(半自己特論)(神経の通っていない自分、としての他人;物語を持たない人間の倫理 ほか)

著者等紹介

小鷹研理[コダカケンリ]
名古屋市立大学芸術工学研究科准教授。工学博士。2003年京都大学総合人間学部卒業。京都大学大学院情報学研究科、IAMAS、早稲田大学WABOT‐HOUSE研究所を経て、2012年より現職。認知科学会より野島久雄賞(2019年)、Best Extended Reality(XR) Content Award(SIGGRAPH Asia 2022)、世界錯覚コンテスト4年連続入賞(2019‐2023)など多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hakootoko

7
著者の研究対象は、認知的な自己の再組織化とまとめればいいだろうか。たとえば、身体が外部のモノまで延長したように感じる錯覚を取り扱っている。研究内容も面白いけど、書きぶりも面白かった。喩えとして、映画『パラサイト』が出てくるが、喩えというよりどっちかというともはや、映画の批評だった。ここから、(科学であるからには実験に立脚しているが)非常に抽象的な水準の視点を持っていることが伺い知れないだろうか。著者は哲学は苦手とのことだが、大陸系の哲学が好きな人は読むと面白いと思う。非常に平易で楽しく読める。2024/12/10

renren

3
自分の中にいる、知らない自分のはなし。著者は主に身体感覚と自己(身体所有感、感覚など)を研究しているのかと思いきや、集団的自己(周囲に影響される)や数字と性格の関係など、幅広く「自己、自己認識」をやっているんだね。奇数=孤高/偶数=調和の印象仮説から、誕生日と性格の関係、奇数偶数を好む男女比の話など、実験結果がなければ偏見かと思うような「嘘のような本当の話」が一番面白かった。2025/01/20

AKN

0
奇数が変わり者、偶数が一般的。右手が左手の暴走をおさえる病気の話。パラサイトを使った半自己の話など興味深い。2024/12/12

あーりーばーど

0
私は奇数月、奇数日生まれ、天邪鬼で奇数好き。無意識的自己愛に導かれていたのか。好きな野球選手の背番号は、王"1"、長嶋"3"、掛布"31"、清原"3", "5"、そして大谷"17"。2024/11/01

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