ガザとは何か―パレスチナを知るための緊急講義

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ガザとは何か―パレスチナを知るための緊急講義

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479394204
  • NDC分類 302.285
  • Cコード C0030

出版社内容情報

【緊急出版!ガザを知るための「まず、ここから」の一冊】

2023年10月7日、ガザ地区のハマース主導のパレスチナ戦闘員による、
イスラエルへの攻撃に端を発し、
イスラエルによるガザ地区への攻撃が激化しました。

長年パレスチナ問題に取り組んできた、
パレスチナ問題と現代アラブ文学を専門とする著者が、
平易な語り口、そして強靭な言葉の力によって
さまざまな疑問、その本質を明らかにします。

今起きていることは何か?
パレスチナ問題の根本は何なのか?
イスラエルはどのようにして作られた国?
シオニズムとは?
ガザは、どんな地域か?
ハマースとは、どのような組織なのか?
いま、私たちができることは何なのか?

単なる解説にはとどまらない、
「これから私たちが何を学び、何をすべきか」
その足掛かりとなる、
いま、まず手に取りたい一冊です。

■目次■

■第1部 ガザとは何か
4つの要点/イスラエルによるジェノサイド/繰り返されるガザへの攻撃/イスラエルの情報戦/ガザとは何か/イスラエルはどう建国されたか/シオニズムの誕生/シオニズムは人気がなかった/なぜパレスチナだったのか/パレスチナの分割案/パレスチナを襲った民族浄化「ナクバ」/イスラエル国内での動き/ガザはどれほど人口過密か/ハマースの誕生/オスロ合意からの7年間/民主的選挙で勝利したハマース/抵抗権の行使としての攻撃/「封鎖」とはどういうことか/ガザで起きていること/生きながらの死/帰還の大行進/ガザで増加する自殺/「国際法を適用してくれるだけでいい」

■第2部 ガザ、人間の恥としての
今、目の前で起きている/何度も繰り返されてきた/忘却の集積の果てに/不均衡な攻撃/平和的デモへの攻撃/恥知らずの忘却/巨大な実験場/ガザの動物園/世界は何もしない/言葉とヒューマニティ/「憎しみの連鎖」で語ってはいけない/西岸で起きていること/10月7日の攻撃が意味するもの/明らかになってきた事実/問うべきは「イスラエルとは何か」/シオニズムとパレスチナ分割案/イスラエルのアパルトヘイト/人道問題ではなく、政治的問題

■質疑応答
ガザに対して、今私たちができることは?/無関心な人にはどう働きかければいい?/パレスチナ問題をどう学んでいけばいい?/アメリカはなぜイスラエルを支援し続けるのか?/BDS運動とは何?

■付録
もっと知るためのガイド(書籍、映画・ドキュメンタリー、ニュース・情報サイト)
パレスチナ問題 関連年表


本書は、10月20日京都大学、10月23日早稲田大学で開催された緊急セミナーに加筆修正を加えたものです。

内容説明

パレスチナ問題は決して“難しく”ない。早稲田大学(10/23)、京都大学(10/20)の講義に加筆・収録。「まずここから」の一冊。今起きていることの歴史的文脈とポイントがわかる。

目次

第1部 ガザとは何か(毎年行われるイスラエルのヘイトデモ;四つの要点;イスラエルによるジェノサイド;封鎖下のガザに繰り返される攻撃;発信することすらできない ほか)
第2部 ガザ、人間の恥としての(今、目の前で起きている;何度も繰り返されてきた;忘却の集積の果てに;不均衡な攻撃;平和的デモへの攻撃 ほか)
質疑応答
もっと知るためのガイド(書籍、映画・ドキュメンタリー、ニュース・情報サイト)

著者等紹介

岡真理[オカマリ]
早稲田大学文学学術院教授、京都大学名誉教授。1960年生まれ。東京外国語大学アラビア語科卒、同大学大学院修士課程修了。在学時代、パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニーの小説を通してパレスチナ問題、アラブ文学と出会う。エジプト・カイロ大学に留学、在モロッコ日本国大使館専門調査員、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て現職。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

130
京都、早稲田両大学で行われた著者の講演を加筆修正したもの。従って両者に重複する話は登場するが、その部分はまさに本質を突いているところだ。著者の主張はシンプルで、問題はイスラエルであるということ。その「建国」が植民地の獲得と同じであり、先住民であるパレスチナ人を隔離(アパルトヘイト)し、そしてジェノサイドしているという事実を抜きに、ハマスの暴力を語ることの問題点をこれでもかと書く。監獄ですら囚人を無差別に殺すことはないという指摘は重い。パレスチナ側に瑕疵がないのではなく、イスラエル側の瑕疵が圧倒的なのだ。2024/02/12

榊原 香織

129
2023緊急出版で2024もう2刷り。 日本で報道されたこととあまりにも違うのでびっくりしている。また、その酷さにも。2025/01/15

アキ

119
イスラエルという国家の成り立ちからして、アラブ人やイスラムに対するヨーロッパ人の植民地的な侵略と民族浄化によってつくられたものであり、パレスチナ人へのジェノサイドはイスラエル建国以降継続してきたことを主張している。1993年のオスロ合意でイスラエル軍はヨルダン川西岸やガザから撤退してパレスチナの暫定自治を認めることも無効化し、2007年ガザに対する完全封鎖が始まり、230万人の生活汚水を処理することも出来ずに地中海に排水されている。その上この無差別攻撃。この攻撃をやめさせるには全世界の共通認識が重要です。2024/05/06

ひろき@巨人の肩

91
衝撃の内容だった。まさに「ガザ、人間の恥としての」の通り、パレスチナ問題を正しく理解せず忘却することは、自分が人間の尊厳を失うこと。イスラエルは、シオニズム運動の入植により建国した植民地国家でありアパルトヘイト国家。現在起きていることはジェノサイドにほかならない。違法性が問われるパレスチナ分割案、ホロコーストを受けたユダヤ人たちによる繰り返される軍事攻撃と2007年以来続くガザ封鎖。このような歴史を知らず「憎しみの連鎖」として政治的問題を人道問題へと置き換えるイスラエルの情報戦。世界観が揺さぶられる。2024/12/04

syaori

81
23年10月7日にハマースがイスラエルを奇襲した直後に行われた講義をまとめた本。この問題の根幹にあるのはイスラエル建国だと作者は言う。それはパレスチナ人に対する民族浄化により創られ、その難民が住むガザは07年からイスラエルに完全封鎖され、同国による軍事攻撃などによりずっと「人道危機の状態にあった」。この文脈の上に今回の奇襲があると作者は語る。この問題の解決に必要なのは、紛争のたびの人道支援ではなく、同国による占領やジェノサイドといった歴史的文脈を踏まえた「政治的解決」だという作者の言葉が胸に残りました。2024/06/07

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