出版社内容情報
旅をしていると、誰かの家に誘われて食事をするということがある。
忘れえぬ人と料理の記憶の断片をめぐる17のエッセイ。
内容説明
なぜその料理は食べ続けられてきたか。なぜひとはだれかと一緒に食べるのか。世界の食卓をめぐる記憶。味覚と嗅覚を刺激する「食の歓待」17篇。
目次
クスクス うちに食事に来ませんか―チュニジア
干拌面 ルーツに沁みる汁なし麺―華僑
マトケ マッシュドバナナが恋しくて―ウガンダ
アキー&ソルトフィッシュ ラスタおじさんの滋味―ジャマイカ
ヒン 九年越しの食卓―ミャンマー
インスタントコーヒー ご馳走させてもらえませんか―ロヒンギャ難民キャンプ
バーズィンジャーンマクリー ナスの素揚げが食べられるまで―シリア
平壌冷麺 臓腑を揺さぶる贅沢の味―朝鮮民主主義人民共和国
フィシーフ ウキウキしながらボラを食う―エジプト
イフタール 断食明けのまぜご飯―バングラデシュ
ゴヴェヤユハ スープの冷めない距離―スロヴェニア
クゲリス 時代を語るポテトプリン―リトアニア
ツェドメモクモク カタチのちがう蒸し餃子―ラダック
ブンナ アラビカコーヒーの森へ―エチオピア
年菜 おせち料理に願いを込めて―香港
著者等紹介
中村安希[ナカムラアキ]
1979年京都府に生まれ、三重県で育つ。カリフォルニア大学アーバイン校芸術学部演劇科卒。香港大学大学院ジャーナリズム専攻修士課程修了。ノンフィクション作家。2009年、47カ国を巡る旅をもとに書いた『インパラの朝』で開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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