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出版社内容情報
お母さん幻想よ、サヨウナラ。岡本かの子、青山千世、リンドグレーン、モンテッソーリなど古今東西スゴ母たちの生きざま。
内容説明
正しい母親になろうとするのではなく、自分を貫くスゴい母たち。黒柳朝(黒柳徹子の母)、桐島章子(桐島洋子の母)、桐島洋子(桐島かれん・ノエル・ローランドの母)、小池恵美子(小池百合子の母)、樹木希林(内田也哉子の母)なども掲載。
目次
1 岡本かの子―岡本太郎の「不思議な母」
2 マリー・キュリー―「キュリー夫人」とふたりの娘
3 青山千世―婦人運動家山川菊栄の母は「日本一頭のいい女の子」
4 三島和歌子―「いだてん」の、あのスゴ母
5 鳩山春子―明治社会を「大冒険」した元祖・教育ママ
6 リリアン・ギルブレス―「仕事を科学する」の先駆者は一二人のママ
7 マリア・モンテッソーリ―カリスマ教育者の知られざる「苦悩」
8 マーガレット・ミード―娘を「研究・発表」し続けた母の人生
9 養老静江―恋とワガママを貫いた養老孟司の母
10 山村美紗―ミステリー界の女王の不器用な愛情
11 アストリッド・リンドグレーン―『長くつ下のピッピ』は遊び大好き母から生まれた
著者等紹介
堀越英美[ホリコシヒデミ]
1973年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。二女の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
77
いやー凄い。どの母も凄い。歴史上、あまり表立っては出て来ない(人もいる)けれど、どの偉人にもその影には間違いなくある意味強烈な母の存在があるんだなと実感させられる…凄いわ。そればっかり言っちゃう。笑 その時の時代もお国柄もあるし同じようにはとてもなれないとしても、色々な意味と方面で逞しい母たちの姿には勇気をもらえる。母としてのキュリー夫人、凄い。三島和歌子の器の大きさたるや。リリアン・ギルブレスの効率化精神は見習いたい物がある。本当の歴史の裏側を見た気分。著者さんの筆致がまた軽快で読みやすいのなんの!2021/04/13
horihori【レビューがたまって追っつかない】
30
個性的な育児をした古今東西のすごい母たちを「スゴ母」と定義し、破天荒な生きざまとぶれない子育て法を紹介する。良妻賢母の通念を軽やかに飛び越えつつも、子どもに対する愛情だけはたっぷりと感じられる。隙間時間に少しずつ読んだ。2022/02/05
くさてる
15
岡本かの子、マリー・キュリー、マーガレット・ミード、山村美紗といったそれぞれの分野での有名人でもあり母でもあるひとから、養老孟司、鳩山一郎などの有名人の母まで、国籍も分野も違うけれど、一般的な観点からすれば破天荒で自由でときにやりすぎで、でもめちゃくちゃ頑張ってた(とわたしは思う)母親たちを紹介した一冊。くだけた文体で読みやすいけれど、中身がしっかり濃くて面白かったです。2020/04/08
FuSa
13
“いい母は天国へ行ける ワルい母はどこへでも行ける” って言葉いいなぁ。クセのあるスゴ母ばかりだった。2020/03/23
ちょこ
12
すごすぎて白目むくような母達ばかりでこの突抜感はすごいと思う。突抜過ぎてて外野がジャッジするどころではない。良妻賢母なんてなんぼのもんじゃいって感じである。その行動力もすごいがとにかくパワフルで体力ゲージも半端ない。まねするどころの話ではない。育児にも女の生き方にも正解なんてない。いやはやすごい人たちばかりでしたわ。身内だったらちょいと勘弁して欲しいが話聞くだけなら面白い人たちばかりであった。2023/02/03