出版社内容情報
時代の転換点を私達はどう歩むべきか。ベストセラー『昭和史』の碩学が平易な語り口で説く、新たな時代を迎える日本のヒント。
内容説明
無謀な戦争へと至るあやまちの系譜。明治から現代につづく激動の時代を、ひたむきに生き抜いた人々のすがた。歴史のなかに残された、未来への手がかりをさぐる。
目次
第1部 この国に戦争が遺したもの(日本のノー・リターン・ポイント―明治からたどる歴史の転換点;戦争のなかの天皇―明治天皇の御製にみる日露戦争;過ちがくりかえされる構造―ノモンハン事件と日本的思考;日本を暴走させた人たち―参謀から考える日本軍「失敗の本質」;わたくしの八月十五日―終戦の記憶と平和への祈り;戦争で死ぬということ―戦死者をどう追悼すべきか)
第2部 この国の未来に伝えたいこと(信念をつらぬく覚悟を―陸奥宗光と外交の神髄;正しいことを言う勇気―石橋湛山が思い描いた未来図;言論の自由をいかに守るか―権力とメディアの日本史;知識人の役目―小泉信三と戦後日本の精神;語り継ぐこの国のかたち―司馬遼太郎の遺言;日本の原風景をなくさない―宮崎駿の世界に寄せて;新たな時代をどう生きるか―答えは歴史のなかに;「国体」について―あとがきに代えて)
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
昭和5年(1930)、東京・向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家となる。歴史探偵を自称する。平成5年(1993)、『漱石先生ぞな、もし』(文藝春秋)で新田次郎文学賞、平成10年に『ノモンハンの夏』(文藝春秋)で山本七平賞、平成18年に『昭和史1926‐1945』『昭和史 戦後篇1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。平成27年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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