内容説明
日本ではなぜ…、挨拶でおじぎをするのか、敷居を踏んではダメなのか、そばは音を立てて食べるのか―。この一冊で日本古来の知恵としきたりがわかる。
目次
1 礼儀作法の起源
2 出会いの作法
3 言葉の作法
4 飲食の作法
5 服装の由来
6 婚礼の由来
7 葬礼の起源
8 贈答の作法
9 年中行事の由来
10 共同体の起源
著者等紹介
樋口清之[ヒグチキヨユキ]
1909年奈良県に生まれる。文学博士。国学院大学名誉教授、国学院栃木短期大学学長、日本風俗史学会長を務める。著書にベストセラーとなった『梅干と日本刀』(祥伝社)のほか、考古学、風俗史などの著書多数。1997年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SKH
8
「「1.礼儀作法 なぜ必要なのか」でガツンとやられる。筆者の言われる通り、根本にある精神を忘れさり、技術のみ。2014/01/16
しまめじ
2
確か学生時代にこの先生の風俗大全集を全部読んだ記憶があるなぁ…と思いつつ読みました。さすがに語り口が軽やかで流れるようで素晴らしいです。礼儀とはなにか、なぜ必要なのか、という冒頭の文章がわかりやすくて面白いです。起源や由来の記述が本当にわかりやすいので、さらっと読めるのもいいですね。2014/03/29
full_moooon
2
歴史好きだし雑学好きだから楽しいはず、と思ったんだけど・・。根拠がうすいというか、著者の予想を聞いているような感じ。そもそも風俗は大衆の生活の中で徐々に変化しながら一般化するものだから、正確には把握できないよね、と納得した。2012/10/12
てつこ
1
礼儀作法や服装、祭事、贈答や行事に関する起源をまとめたもの。日本文化は中国、仏教や神道をうまい具合にミックスして成り立っている。2018/11/17
ブルー
1
何気ないことでも、ちゃんとした歴史があるのだというのが分かりました。2017/07/09