内容説明
漱石を悩ませた男の話から水滸伝の名講義まで、理想のお葬式から正しい日記の書きかたまで、プロ野球解説と言葉狩りの話から漢字と日本語は無関係であるという考察まで、一読三嘆、読みごたえ満点のうれしいエッセイ集。
目次
理想の学校
昭和三四郎
七軒町窮民記
「お弁当」は苦手です
正しい日記の書きかた
下駄とあぐらは日本のココロ
ぼくのお葬式
がんばれがんばれ外人さん
あげると思えばどこまであげる
「東洋」とはなんだ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
taro
5
笑えるエッセイだった。特に笑えたのは「理想の学校」。「七軒町窮民記」は昭和40年前後の東京の苦学生の生活がかいまみえた。「漢字と日本人」も傘とゆう字の語源、そんなものあるか!という話でなるほどと思った。琵琶湖湖西辺りにも行ってみたいものだ。1978年著者が始めて上海に行ったときの中国の描写が印象的でした。2016/09/25
まこみや
3
前回に続いて高島俊男さんの読み返し二冊目。二十年以上前に読んだ内容をほとんど忘れていて、ベッドに入って眠くなるまで毎日一編か二編づつ読むのが無上の楽しみだった。学閥も社会の風潮も敢然と無視して、合理的で歯に衣着せないものの言いようが心地よい。最近はこんな風通しの良い文章になかなかお目にかかれませんね。2019/12/22
のんき
3
寄り道って面白いなぁ、と楽しめる小文集。細かいところに拘ったり、偏屈さがあったりするのに嫌味な感じがしない文章そのものも、読んでいて心地よい。「水滸伝」から中国文学とはどういうものであるかを書いた文章を読んで、その心地よさの源に触れた気がした。2010/01/11




