内容説明
北欧を旅して、20年。いまでは家族のようにつきあう友人たちとのエピソードをはじめ、人との出会いによって広がっていく旅。ひょんなことからフィヨルドを目指して夕方登山に挑戦し、クリスマスには本気のおもてなしに驚き、柴犬との出会いに思いがけずほろり。北欧ならではの庭文化や子どもたちの放課後をのぞき見て、憧れのデザイナーとベリーパイを食べて気炎をあげる。フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、エストニアをめぐり、ますますディープな北欧の旅へ。
目次
第1章 こうして旅がはじまる(待ちあわせは北欧で;朝ごはんにアレがない ほか)
第2章 家族みたいな時間(本気で祝うクリスマス;放課後をのぞく ほか)
第3章 町を歩いて好きをみつける(わたしの好きな蚤の市;サウナとプール、どっちが銭湯? ほか)
第4章 忘れられない旅について(憧れの女性に会いに行く;エストニアに来ちゃった ほか)
第5章 北欧らしさってなに?(名前のない国;ハンサムな鉄道 ほか)
著者等紹介
森百合子[モリユリコ]
ライター、エッセイスト。北欧で取材を重ね、旅や暮らし、インテリア、映画を中心に執筆。北欧の食器とテキスタイルの店「Shop Sticka(スティッカ)」を運営し、セミナー講師、イベント企画や監修にも関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
71
読み終えて調べたら、作者は北欧に関してはかなり著名なライターでした。背表紙にもありました。「北欧を旅して20年」と。いわゆる4ヶ国だけでなく、エストニアやアイスランドも北欧と呼ばれるとありました。建築物、食、アート、デザイン、行事、人々との交流など、自分の足で歩き、見て、実際に経験したことが綴られています。隅々まで北欧愛にあふれていて、「もう一度行きたい。かなうならエストニアに」と、憧れが再燃しました。美しい風景はもちろん、黒いライ麦パン、トゥーリの食器、蚤の市、森⋯うーん、全部ですね。2025/04/29
遙
13
あー今回も面白かった。大満足の内容。北欧で暮らす人々の驚くような生活文化になんて素晴しい、ああやはり北欧って素敵・・・と憧れが強まるばかり。 放課後の児童クラブの施設、お庭を借りて好きな空間にできる[コロニーへーベル]、アーティストに会いに行く話や、バスに乗れず、でも結果、人々の温かみを知れるエピソードなどなど うっとり読み耽りました。 北欧案内人は、森百合子さんなしでは語れません。 今後もぜひシリーズ化して欲しいです。 よんたび看板北欧エッセイ。大変おすすめです。 2025/05/04
はるき
10
著者お得意の北欧大好きシリーズ。いいとこばかり書いて良いんです。夢を膨らまさせて下さい😊2025/04/25
すのーまん
6
北欧は印象がよくて、いつか行ってみたいと長らく思ってる。本書を読んで、その思いが強くなりました。早よ円高にならんかな〜2025/06/14
ayumi
2
北欧にめちゃめちゃ旅したくなりました!ところどころに挿入されているイラストもとっても可愛くて、登場人物が実際こんな感じなのかな〜とイメージするのを助けてくれます。個人的にはシュリンプパーティーや駅が美術館のところに心惹かれ、北欧への憧れが高まります。森さんがツアー企画に参加されたものもあるらしく、初めて北欧に行く時はこのツアーに参加してみたいなと思いました。 会ったことないのに、この本を読んだだけでキルステンさんとヘンリクさんが好きになったから、ヘンリクさんへのお見舞いのお話は胸がキュッとなりました。2025/06/25
-
- 和書
- 音速平和