出版社内容情報
古典は、今ある悩みに当てはめて読むと面白い!
「古典」と呼ばれる作品には、現代の悩みを解決するヒントがたくさん詰まっています。
なかでも、世の中にうまくなじめなかったり、悩みがちな人が生きやすくなるような教えが多いと著者はいいます。
まったく新しい切り口で、古典の読み方を紹介する一冊です。
内容説明
「古典」というと学校で習ったときの“古くて難しいイメージ”があるかもしれません。しかし、長く読まれ続けるには理由があります。何百年・何千年も前に生まれた数々の古典は、じつは「今の私たちの悩み」を解決するヒントの宝庫なのです。古事記・平家物語・おくのほそ道・論語・能・和歌…。NHK「100分de名著」出演の著者による、生き抜くためのゆるく楽しい古典案内!
目次
第1章 古事記
第2章 和歌
第3章 平家物語
第4章 能
第5章 おくのほそ道
第6章 論語
著者等紹介
安田登[ヤスダノボル]
能楽師(ワキ方下掛宝生流)。日本や海外の能の公演に出演。また神話『イナンナの冥界下り(シュメール語)』でのヨーロッパ公演や、金沢21世紀美術館での『天守物語(泉鏡花)』、『芸能開闢古事記』など、能・音楽・朗読を融合させた舞台を数多く創作、出演する。NHK Eテレ「100分de名著」『平家物語』・『太平記』・『ウェイリー版・源氏物語』講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
西
3
長年読み継がれているということはそれだけの価値があるとういこと。今がつらいなら、今から離れて古典の世界に逃げ込むことも1つの手2025/10/13
Go Extreme
1
古典に潜む先人の知恵 心という概念の成立 文字と感情の獲得 岩戸に隠れる 笑いの力 騙し討ちの有効性 因幡の白兎 欠落の哲学 君子となる条件 劣等感と対等への欲求 和歌の持つ強い力 恋の変遷 息と心の繋がり 須磨の巻 あはれの感情 驕れる人も久しからず 光と闇の対比 運命を左右する 忠と恕 残念という感情 四民の方外 すり足 礼の重要性 切磋琢磨 過ちを改める 推し量る心 おくのほそ道 君子と小人 ヤマタノオロチ アマテラスの隠れ 一流と三流 世阿弥の教え 野ざらし紀行 心を師とするな2025/04/15
アプリコット
0
親の手引きによる教師の夜這いが許された時代は、決しておおらかではなく、親と教師共謀の性犯罪が許されてしまっていた狂気の時代だ。伝統芸能に関わる人間は、多かれ少なかれ男尊女卑を内在化させているのだろう。 精神医学素人の著者に言いたいが、「ADHDと呼ばれてしまいかねない」は"呼ばれてしまってはいけないようなもの"という言意を含む、見下しかつ差別だからな。本文中の著者の性格や行動から考えると、自身もADHDの傾向があると言われるのを恐れているのでは。2025/09/20
れいまん
0
著者は100分で名著の平家物語の解説を、した能楽師 この本は著者の幼少からの体験とともに語られている2025/02/10
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