感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夜桜キハ
21
ピカソの人物画展を見るための履修として大慌てで読んだ本。少しだけピカソという人物が垣間見れた気がしました。途中の女性陣に関しては少し思うところはありましたが、いくら愛人がいようと女性側が離れなかったのはピカソ自身の魅力を考えさせられました。画家としての考え方は凄く好きで、前半から最後の後半の言葉たちは刺さるものがあります。本当に死ぬまで最後まで芸術家として生きた人なんだと感じます。ピカソについて色々知りたくなったので他の本も手を出してみようかと思います。短いので読みやすく入口として、良い1冊でした。2025/09/13
だのん
18
たくさんのピカソの言葉から生涯を追っていき、作風や考えが変わっても、絵を描く気持ちはずっと変わらず最後まで持ち続けていたことにすごさを感じました。絵を見ても詳しいことはわからないのですが、目が離せなくなる作品が多く、美術館へ行ってゆっくり鑑賞したいと思いました。2025/08/02
たこ焼き
8
探すのではなく見つけるのである。探す、というのは知っていることを見つけることでありそこに付加価値はない。熱狂を作ると人は寄ってくる。その結果傷ついても彼らは不幸ではない。誰でもエネルギーはあるがそれを様々なものに浪費する。ただ一つのものにエネルギーを集中させる。そのことにより他のことが犠牲になったとしても。勇気と覚悟をもってテーマに取り組むことで初めて語ることが面白くなり、やがてそれがなにかをもたらしてくれる。非難されることを恐れている内は覚悟が足りず、そのことについて語る価値がない。2025/07/15
あつべよしき
3
ピカソの絵はド入門程度に触れていたが、人となりは全く触れずにいた。ナプキンにサインして食事代にするエピソードくらいしか知らなかったので、どちらかと言えば理性的な人かなと思っていたが、全然違うんだなーとなった。あれだけ大量で質量の伴う作品を作り続けるにはタガは外れてなきゃできんし、意識して外すようにしてたんだろうな2023/11/30
kaz
2
嫌な奴だが、芸術家としての才能は認めざるを得ないといったところか。図書館の内容紹介は『「20世紀美術の革命家」ピカソ。91歳で亡くなる直前まで「呼吸をするように」描き続けた天才画家の、胸にせまる生のエネルギーいっぱいの言葉と流儀、その生涯をたどる』。 2023/08/04