だいわ文庫<br> 貧乏大好き―ビンボー恐るるに足らず

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だいわ文庫
貧乏大好き―ビンボー恐るるに足らず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479320371
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

貧乏が好きな人なんていない。
でも、貧乏に楽しみがないかというと、そんなこともない。
高級フレンチでマナーにおびえ、回らぬすし屋で板前に嘲笑されるより、居酒屋の安酒を、定食屋と牛丼屋の安心至極なうまさを、コンビニの楽しさを、存分に味わいたい。
貧乏とは切れない仲であるのなら、トコトン仲良くするしかない!
貧乏めしの悲喜こもごも、ケチやセコさについての考察、少年期の甘くほろ苦い貧しさ、青年期の荒ぶる貧しさーー。
「ビンボー大好き」と宣言するに至ったショージ君、渾身の一冊!

内容説明

貧乏が好きな人なんていない。でも、貧乏に楽しみがないかというと、そんなこともない。高級フレンチでマナーにおびえ、回らぬすし屋で板前に嘲笑されるより、居酒屋の安酒を、定食屋と牛丼屋の安心至極なうまさを、コンビニの楽しさを、存分に味わいたい。貧乏とは切れない仲であるのなら、トコトン仲良くするしかない!貧乏めしの悲喜こもごも、ケチやセコさについての考察、少年期の甘くほろ苦い貧しさ、青年期の荒ぶる貧しさ―。「ビンボー大好き」と宣言するに至ったショージ君、渾身の一冊!

目次

1章 哲学する貧乏人編(コンビニ日記;無料について ほか)
2章 とにかく安い店編(憧れの定食食堂;実直一筋貧乏な王侯の群れ 新宿西口食堂街 ほか)
B級対談―限りなくC級に近いグルメ(東海林さだお×江川紹子)
3章 庶民の食べ物編(鯵フライ、B級に生きる;ツナ、マヨに出会う ほか)
4章 場違いに屈せず編(ミニマム・ド・パリ;寿司の騒ぎ ほか)
5章 激情の二十代編(白昼堂々の家出;漫画行商人)

著者等紹介

東海林さだお[ショウジサダオ]
1937年、東京都生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学第一文学部露文科中退。70年『タンマ君』『新漫画文学全集』で文藝春秋漫画賞。95年『ブタの丸かじり』で講談社エッセイ賞、97年菊池寛賞受賞。2000年紫綬褒章受章。01年『アサッテ君』で日本漫画家協会賞大賞受賞。11年旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ネギっ子gen

49
【貧乏は逃げきれるものではないことは誰もがわかっている。だが向こうはどうしても仲良くしたいのだ。だったら、その熱意にほだされてみるのもいいのではないか。応えてあげるのが人の道】 江川紹子さんとの対談に、グルメや高級店への妬みなどなど、“貧乏めし”についての多彩なエッセイを1冊に――。「あとがき」に、<本書のような過去作を再編したアンソロジーが続々と出版されていることはもちろん素直に嬉しい。東海林さんの作品が多くの人に届くきっかけになるだろうし、自分としても新たな構成で読めるのは楽しいのだ>。大いに同感だ。2023/03/18

よこたん

40
“みりん干しのほかに、でんぶ、のしイカを細長く切ってアメのようなもので味つけした佃煮(やはりネバネバしている)、それからウグイス豆。こういう甘いおかずでメシを食っていた時代が、一時期日本にあったのである。” のしイカの佃煮のようなもの、あったあった。数十年ぶりにその存在を思い出した。あれは甘かったな。久しぶりの東海林さんの食エッセイ。丸かじりシリーズも大好きだった。駅弁のふたにくっついたご飯粒をちまちま剥がしては口に運ぶような、いじましさがたまらなく好ましい。鯵フライとソースとご飯が食べたくなった。2024/07/02

のんぴ

35
昭和の男性作家は、上から目線で鼻持ちならない大御所も多い中、実に庶民的、小心者、セコさ全開で好感度高し。実家を出て、大学にも行かず、漫画も書けずの頃の貧窮から、脱出できたくだりは「ショージ君の青春期」を読んでと、解説で古参のファンのユザーンさんが、新規のファンにも惜しみなく紹介してくれている。物を書く人は観察力が鋭く、内面をおかしく言語化して、多くの人の共感を呼ぶ。気をつかって食べるのではなく、リラックスして味わいたいという気持ちが伝わってくる。2023/05/24

サラダボウル

16
臆するタイトルだけど、東海林さんが書くと楽しくて、ケラケラ笑ってしまう。哀愁を感じてふむふむとなったり、定食屋レポートを本気読みして、行かねば!と奮起したりする。"当然ながら、ここにひしめいて食事をしている諸氏は全員実直そうである。実直一筋で人生を生き抜いてきた人ばかりである"ふむ!2024/10/08

ぬらりひょん

12
カレールーとライスの割合問題、立ち食い蕎麦屋の退店の仕方問題にあるある!とうなずく。でも言われるまで自分がそう考えていたことにすら気付かなかった。こういう細かいことも言語化できるようでなければ、一流にはなれませんね。江川紹子さんとの対談が一番おもしろかった。オウム真理教の尖ったイメージしかなかったので、同一人物とは思えなかった。彼女の飲み屋のおかみさん姿を見てみたい。「ジョージ君の青春記」読んでみようかな。2023/05/19

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