出版社内容情報
イタリア、フランス、フィンランド…家事を見に多くの国にホームステイをしてきた著者がたどり着いた、自分で「好き」を選ぶ暮らし方
内容説明
―世界の家事をみてみたら、まさかの“生き方”再発見!料理、掃除、洗濯、近所付き合い…家事は、暮らしの基本。生活研究家の著者が、世界の家事と暮らしを調査するべく続けてきた、「暮らし体験」。フランス、ポーランド、フィンランド、ノルウェー、イタリアのヨーロッパ5か国で出会った、“選びとる暮らし”を通して、今新たに見出した、これからの生き方。
目次
はじめに 海外暮らし体験の旅をしよう
1か国目 フランス―カッコよく暮らす
2か国目 ポーランド―豊かさを目標に暮らす
3か国目 フィンランド―ナチュラルに暮らす
4か国目 ノルウェー―シンプルに暮らす
5か国目 イタリア―フレンドリーに暮らす
あとがき 「体験」―それは人生を豊かにする
著者等紹介
阿部絢子[アベアヤコ]
1945年、新潟県生まれ。共立薬科大学卒業。薬剤師の資格を持ち、洗剤メーカー勤務を経て、生活研究家・消費者生活アドバイザーの経験を活かし、科学的かつ合理的、環境に配慮した生活全般にわたる提案をしている。また、世界各国の家庭にホームステイをし、その国の暮らし・家事・環境などを研究している。薬剤師として、現在も調剤薬局で働いている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
135
70代になっても世界各国でホームステイとは、その好奇心の旺盛さとバイタリティーに感服した。今回はヨーロッパ編だからかシンプルな生活が素敵だなと思うことが多かった。国によって家庭によって家事のやり方はいろいろで一概には言えないけど、日本は家事やり過ぎだよな~。またどの国の人もうちのやり方はこうってのを持っていて、生活を楽しんでるという印象だった。著者に比べたらまだまだ若い私。大、中、小、いろいろなニンジンをぶら下げて、これからの人生をもっと面白がりながら生きていこう。2022/01/27
fwhd8325
58
私よりも一回り上でありながら、このバイタリティに脱帽します。そして、その年齢だからこそわかる視点が楽しい。このところの日本を見ていると、国際社会からどんどん離れているようで、何だか恥ずかしいのですが、家庭の在り方や人を想う根本がずれていることがわかります。貧しいのは心の問題なのだと感じます。2023/06/30
なっく
30
家事だけでなく、ライフスタイルそのものが国それぞれ。それはその国の気候もあるし、国土の広さと人口のバランスもあるし、産業や文化や歴史の違いもある。最近の日本の若い男の子は家事や育児もやるし、家族それぞれで生活を楽しんでるようにも見えるけど、なにせ国土が狭いし、資源が無いから、なかなかのんびりできないよねえ。2022/11/11
くるみみ
19
旅行気分が味わえるもの、としての選書してもらった1冊。作者の76才の阿部さんの欧州ホームステイ記。74才でイタリアにステイしている。1週間ほど受け入れ家族と生活を共にするだけでも好奇心と体力すごいなあと思った。語学留学でもなく生活を体験するだけ。でも読んでいて旅行気分というか、日常から離れた気分になった。日本国際生活体験協会なんて機関があることを初めて知った。そこで滞在先を探してもらえるそう。コロナ禍以降は厳しいだろうな~2021/12/29
ソバージュ
10
図書館本。現在70代後半だそうだが48歳から毎年海外で一週間程ホームステイをされ、世界中の各家庭の暮らし体験を楽しんでいらっしゃる。できるだけ世界中の多くの家庭を知りたい欲求が尽きず、帰国後は次の行き先への興味が勝ちステイ先の方とのその後の関係は続かないそうだ。本書はヨーロッパ5ヶ国の家庭を紹介。日本は子供にお手伝いをさせないから家事を知らずに育つことに警鐘を鳴らしている。2023/04/26