内容説明
平台には駄菓子、壁の棚にはずらりと古い文庫本。「駄菓子屋と古書店で『だがしょ屋』?」僕がだがしょ屋店主のヤマトさんを初めて見かけたのは、ホストクラブをクビになり、無職になってしまったその日のことだった―。ダンプカーに立ち向かうほど喧嘩っ早いのに、近隣の誰からも慕われている老婦人と出会った脚本家志望の祥介と女優の卵の鈴は、小さな事件やトラブルにとまどい落ち込みながらも、ヤマトさんの毒舌と駄菓子と本にいつの間にか背中を押されて…。カッコよくて爽やかで心が自然と前を向く、ブック+お菓子ミステリー!
著者等紹介
竹内真[タケウチマコト]
1971年生まれ。慶應義塾大学卒業。95年に三田文学新人賞、98年に「神楽坂ファミリー」で小説現代新人賞、99年に『粗忽拳銃』で小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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