出版社内容情報
国宝から重文、秘仏まで、「せんとくん」生みの親でもある彫刻家が、全国の仏像を訪ねながら、その魅力に迫る。新しい拝観手引き!
内容説明
思う存分、古寺・仏像を訪ねる旅へ―。人びとの祈り、信じるこころが造り出した、日本の仏たち。文化の粋をきわめた日本有数の仏像が数多く残される奈良・京都から、宗教美術の宝庫とされる滋賀、信仰が土地に深く根付いた四国、中国路、関西の古仏とは違った魅力をもつ九州仏まで、歴史と伝統、地域色豊かな仏像の数々を紹介。
目次
第1章 関西(弥勒菩薩半跏思惟像(京都・広隆寺)
四天王立像(京都・東寺“教王護国寺”)
風神・雷神像(京都・蓮華王院三十三間堂) ほか)
第2章 四国・中国(阿弥陀如来坐像(愛媛・大宝寺)
子安観音菩薩坐像(愛媛・光明寺“光明集会所”)
菩薩立像(香川・正花寺) ほか)
第3章 九州(不空羂索観音立像(福岡・観世音寺)
十一面観音菩薩立像(福岡・長谷寺)
薬師如来立像(福岡市美術館、東光院旧蔵) ほか)
著者等紹介
籔内佐斗司[ヤブウチサトシ]
1953年大阪市生まれ。彫刻家。東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。同大学大学院美術研究科修了。同大学大学院保存修復技術研究室助手時代の経験で得た古典技法をもとに、仏教的世界観や東洋的自然観を、「童子」というキャラクターを用いて表現。木彫作品のほか、ブロンズの小品や屋外作品も多数。2004年、東京藝術大学大学院文化財保存学保存修復彫刻研究室の教授に就任。第二一回平櫛田中賞受賞。平城遷都一三〇〇年祭の公式マスコットキャラクター『せんとくん』の生みの親(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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