出版社内容情報
人間は何度でもやり直せる。92歳「知の巨人」が語る、落ち込んでも立ち直るための考え方。
内容説明
92歳「知の巨人」が、その経験にもとづいて語る「失敗」から始まる幸福論。
目次
第1章 心の持ち方(夢を追う;逆境を活かす;災難と幸運;ウサギとカメ、その後)
第2章 体を強くする法(風邪の効用;階段の力;マラソン;自然の力)
第3章 こどもは苦労を糧にする(イギリスの教育;母なき子;落ちるもまたよし;かけっこ)
第4章 人生の再起力(ベストセラー;生まれ変わる;ビギナーズ・ラック;商才;運命の水車;苦しみの美しさ)
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年、愛知県生まれ。東京文理科大学(現・筑波大学)英文科卒。雑誌「英語青年」編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授(5年間、同大学附属幼稚園園長を兼務)、昭和女子大学教授を経てお茶の水女子大学名誉教授。文学博士。英文学のほか、読者論、テクスト論、教育論などで論考を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃとら
48
【図書館本】以前読んだ外山滋比古著が面白かったので、これも。ご自身の若かりし頃の体験談他。三度目の正直とは違う「サード・タイム・ラッキー」七難八苦では少し荷が勝ちすぎるので、三難四苦を人生80年で2度くらい繰り返すと思えば、不幸、困難、失敗も、かつてほど恐ろしいものでなくなる。明るく前向きな本だった。2021/12/28
chiro
6
売れているのは知っていたが初読み。 字が大きくて読みやすく、内容も理解しやすく肩の力を抜いて読めた。失敗は人生早いうちにした方がいい。年輩者からの深いアドバイスがいっぱい。 2022/09/05
通行止め
0
今の苦境を脱しようともがいていれば案外何とかなるものである。サードタイムラッキーなどとせっかちなことではなく5度も6度も失敗しても希望を持ち続けなければいけない。なんかその通りかもな、と自然に思わせてくれる文章でした。2016/09/18
sue
0
買いたかった本と勘違いして買った本。読んでみると、ポジティブに勝るもの無し。物事の後には振り返り、何がそうなる要因かを見つけることが生きる力になるのだろう。そして、考え方により、その要因を力にできる人と、そうでない人に分かれていくのだろう。文体にユーモアが溢れ、安心して読み進められる。また外山氏の本を読みたいと思える。2016/07/24
鍵盤鰻
0
失敗が後に生きてくる。後から振り返ってみたら確かにそうなのかもしれない。読み方によっては身勝手な書き方にも感じる。 今目の前にある難しい状況をいかに俯瞰してそう見れるか、そこは自分自身の課題になるだろう。いずれにせよこの本は「思考の整理学」、「読みの整理学」のような切れ味はない。軽いエッセイという感じ。90を超えた著者のバイタリティには素直に尊敬する。 2016/06/06
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