内容説明
お釈迦さまの教えのもとに、実に多くの禅僧たちによって生まれてきた言葉―禅語には、考えず、求めず、悩まずに生きる智慧が詰まっています。無駄なこと、余計なものをそぎ落としてシンプルに生きるコツ。
目次
第1章 「幸せ」について―いつもの毎日が変わる10の禅語
第2章 人とのつながりについて―大切な人との関わりを築ける10の禅語
第3章 働くことについて―いつもの仕事が変わる9の禅語
第4章 悩みをほどく―「困りごと」「迷いごと」がスーッとなくなる10の禅語
第5章 社会との向き合い方―勇気と自信をもてる10の禅語
第6章 シンプルに生きる―毎日がいい一日になる10の禅語
著者等紹介
枡野俊明[マスノシュンミョウ]
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職。庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAKAPO
26
「この社会の中で、いかにして幸せを実感すればいいのか、それは、自分がしていることが、きっと世の中の役に立っている、誰かに必要とされているのだと信じることです。どんな小さなことでもかまいません。たった一人の人に対してでもいいのです。」どのような境遇に置かれていても、幸福感を感じられない人がいます。そのような人は、自分自身が満足できないだけではなく、周囲の人から幸福感を搾取してしまうのではないでしょうか。人生の中で自分が幸せになるために必要なモノやコトを見詰め直し、生活をミニマルでシンプルにすることが大切。2018/11/25
むた
11
見開きにひとつの禅語とその解説というタイトル通りシンプルな構成で大変読みやすい。『全機現(ぜんきげん)』→いま生きているこの一瞬に余すところなくすべてを現ずるということ。カッコいいのでどこかで使おう。どや顔で。2021/07/03
ryu-gun
10
今の自分に当てはまる言葉が多くて、その部分だけを何度も読み返しています。今日を生ききる、比べる事をあえてやめてみる…まさにその通りです。毎日淡々と生きることが生きがい。その通りに生き、生活していきます。2015/05/30
HiRO
4
仕事が最近、辛い時間が増えてきてどうしようかという時に手に取った本。考え過ぎる時分には答えが多く載っていました。自分の思い込みの世界で生きていることを実感させられるのと同時に新たな気付きもありました。2015/01/18
しんご
3
通勤中にちょっとずつ。押しつけや説教っぽさを感じず、気持ち良く受け入れられた。禅が良いのか、著者が良いのかは不明。後日再読か、同系列を読んでみよう。2015/10/30