内容説明
文豪や芸術家、映画監督や役者はもちろん、スポーツ選手や一般人、俗謡に川柳、映画やドラマの名セリフまで幅広く厳選!「名文記者」として知られる著者が、古今東西から108の言葉を発掘し、渾身のコラムを執筆した贅沢な1冊は、迷い、傷つき、疲れた心をいやす、生きる道しるべとなる!
目次
1章 いつもそばに人生の名言を
2章 どんなにつらくても笑える日は来る
3章 人づきあいに悩まない知恵
4章 愛に生きられる喜びを
5章 家族がいれば大丈夫
6章 仕事の本質をつかんだ言葉たち
7章 歩きつづける足を止めるな
8章 「幸せ」との出会い方
9章 生まれた意味の答え
10章 自分が自分であるために
著者等紹介
竹内政明[タケウチマサアキ]
1955(昭和30)年、神奈川県横浜市生まれ。北海道大学文学部哲学科(宗教学専攻)卒業。読売新聞入社後、長野支局、東京本社経済部を経て、2001年より朝刊一面コラム「編集手帳」6代目執筆者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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lonesome
44
読売新聞「編集手帳」の執筆者竹内さんがいろいろなテーマにそって引用した言葉から広がる文章。日頃読んでいる編集手帳の言葉は、社会の厳しい現実に目を向け、事件、事故、天災などから政治家の不正やスポーツなどの時事について鋭く書いている。そしていつも思うのは、竹内さんには弱者の立場に立つ目線の優しさがあるということ。一番印象に残ったのは、9章「生まれた意味の答え」の87'明日を知るには今日を生きよう'の項での「人生(life)のなかには、テレビドラマにはない「もしも……」(if)がある。」という言葉でした。2015/10/31
Ichiro Toda
3
名言集だが、普通の名言集と大きく異なっているのは名言自体からは特に何も感じないことだろうと思う。もちろんすべてがおしなべてそういうことではないが、名言自体の力が少し弱めに感じる。だからといって本書の内容が薄いかというとそうではなく、名言の解説中にかかれている言葉や解説とセットで威力を発揮するような構成となっているというだけである。全体的に自己啓発の形式となっているがとても興味深いものもあり、出典が示されているので原作を掘る楽しみもある。なかなか興味深い名言集。2015/01/03
ひとしろっく
2
幾つか考えさせられる言葉があった。言葉の解釈は人それぞれだが、著者の解説に疑問が残るものが多かったので、解説は途中から読み飛ばさせてもらった。著者の解説を鵜呑みにせず、そういう意味じゃないだろうな、という考えを持てたことが、この本で一番得られたことかもしれない。2020/01/27
よっしー
1
世の名言というものに触れてみたいと思い読んでみた。著者は読売新聞朝刊一面のコラム執筆者。108の名言の中に心に残るものがいくつかあったが、著者の解説がうまいなと思うものもあった。政治家、芸術家、役者など各界の第一人者の言葉には奥が深いものが多くある。心に残ったもののうち2つだけ、「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行。」「役者殺すにゃ刃物はいらぬ ものの三度も褒めりゃよい」2020/09/13
148cm
0
今回 ポケットにしまったのはこの3つ ☆雨に負け 風にも負けつつ 生きてゐる 柔らかき草 ひとを坐らす(伊藤一彦) ☆ある問題に対して「ドーデモイイ」という解決法のある事に気付かぬ人がある(寺田寅彦) ☆ラーゲリの囚人を実際にいらだたせ、疲労させるのは強者の横暴ではなく、弱者のこの狡猾である(石原吉郎)2016/08/28