だいわ文庫
縄文の家殺人事件―歴史探偵・月村弘平の事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479304357
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0195

内容説明

資産家の古代史研究家が自著の出版記念パーティ当日に殺害された。死体の周囲に土器の破片が散らばる現場は、密室としか思えない。同じころ、青森の縄文時代の遺跡でも刺殺死体が発見される。ふたつの事件をつなぐのは古代史の常識をくつがえす新発見―!?歴史研究家兼ライター・月村弘平が、警視庁捜査一課新米刑事の恋人夕湖とともに殺人事件の謎に挑む。時代小説で絶大な人気を誇るベストセラー作家の新境地!過去と現代が錯綜し隠されていた愛情と憎悪が浮かび上がる、待望の書き下ろしミステリー。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒業。1993年『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年、第1回北東文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

35
歴史探偵・月村弘平シリーズの第2弾。 日本に文字が無かった時代の事を想像するのは好きです。縄文土器で使う縄で縄跳びしてたかもしれんし、電車ゴッコしてたかもしれん。答えが無いから楽しい。 弘平の考古学談義(薀蓄?)に興味が有るので殺人事件が邪魔やった。2015/12/28

たち

34
縄文時代好き一家という設定に違和感を感じつつ読了。まぁ、2時間ドラマのように肩が凝らず軽い感じが良かったです。この間、読んだ本が邪馬台国九州説推しの本だったので、途中、箸墓古墳が出て来てちょっと興奮。ここを掘ったら、邪馬台国畿内説を裏付ける有力な証拠が出て来るかもなんですよね…。 2021/03/28

るぴん

24
風野真知雄さん初読み。時代物の作家さんだと思っていたけど、現代ミステリーも書かれているんだな〜。別の出版社からシリーズ1作目が出ていたようだけど、全く問題なく読めた。さくさく読めるけど、展開が早過ぎて事実のみが語られている感じ。もう少し登場人物、特に主人公月村の人格や心の内なんかを描写してほしかったな。探偵じゃないのに、「僕は歴史探偵を自称しています」って言う主人公は好きになれないなぁ…(ーー;)縄文土器や埴輪、古墳の図があるとよかったと思う。2013/07/04

まるる

23
時代小説の風野さんが現代物書いてるの~?ってことで読んでみた。主人公が八丁堀の同心の子孫ってところが、時代小説の風野さんらしい。六義園、旧古河庭園、飛鳥山、都電、王子駅界隈には土地勘があるので違う意味で楽しく読めた。縄文時代の食べ物にも興味津々。飛鳥山に行ったら博物館にも行ってみよう。現代物でもやっぱり風野ワールドなんだな。シリーズ物ってことに後から気付いたので、そのうち前作も読んでみよう。2013/08/29

ひかつば@呑ん読会堪能中

17
歴史研究家がマンションで殺される。偶然発見者となった歴史探偵月村が謎を解くシリーズ第2弾。時代の異なる土偶と埴輪が合体した「土偶埴輪」が今回のキーとなるが、密室の謎も含めて、作者風野氏の軽妙な筆致でなければ成り立たない話だな。捜査一課で事件に当たる年上の彼女との今後の関係も楽しみ。2013/11/16

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