内容説明
体を動かすと流れてくるのは、汗。心が動くと込み上げてくるのは、涙。空気が動くと生まれてくるのは、出会い。NHK教育テレビ「手話ニュース845」などで活躍した著者が、これまでの忘れられない出会いについて語る。ある生徒だけを名前で呼ぶ担任教師の秘密、目の見えない夫への、最高の「愛妻弁当」、自作の笛を鳴らす、筋ジストロフィーの少年、など、本気で生きることの大切さがわかる一冊。
目次
第1章 出会い、この素晴らしきもの(五井先生と太郎;人間にとって最高の栄誉ある喜びとは ほか)
第2章 空気を動かそう(空気が動くと感動が生まれる;おやじギャグ、大いに結構 ほか)
第3章 人生はライブ、演出するのは自分(役者・伊達政宗;人生は演出だ ほか)
第4章 ナンバーワンよりオンリーワン(五能より“たん能”;オンリーワンが“光”になる ほか)
第5章 生きることは変わること(心が変わると人生が変わる;「私、こっちの耳は聞こえるんです」 ほか)
著者等紹介
丸山浩路[マルヤマコウジ]
心理カウンセラー、セラピスト、プロ手話通訳者を経て、ステージ講演やNHK教育テレビ「手話ニュース845」のキャスターとしても活躍。テレビや映画、舞台で数多くの手話の振り付けを手がけた。2010年12月逝去。享年69(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ADHD_architect
3
手話パフォーマンスなどで活躍した丸山浩路さんの、心洗われる感動エピソード集。 ユーモア、優しさのある言葉にはどこか芯があります。 勇気ある丸山さんと思いきや、耳の聞こえない春田稔くんとのエピソードは、現実から目を背けた大きな挫折でした。その前の章のタイトルは『思い切り反省しよう。でも後悔はするな』で、これらは『第五章 生きることは変わること』に含まれてます。 生きる上での信念などは、出会いごとに変わり続け、洗練される物なのだと教えられた一冊でした。2018/08/30
ひさりん
2
表題の通り、本気で生きた方なんだと思えた いろいろな人と出会い、幸せの種を蒔いていた方なんでしょうね、きっと 少年院の話は涙が出ました 2019/04/14
いっちー
2
◆人間にとって最高の栄誉ある喜びとは、自分が他の人の役に立つ事ができる、自分の存在が他の人の喜びに繋がるという事を知る事!出会いに感動し人の心に出会いを残す事こそが生きる喜び生きた証!なぜ出会いが大切なのか?自分がこの世に生きていたという事を知っている人が誰一人としていなくなった時まで生き続けられる!出会いの命は人の命より長い!◆目の前の空気に爪を立てて空気を動かし、感動的な出会いの場面をたくさん作ろう!◆人生は誰と出会ったかで決まる。出会いを求め出会いに感動する心こそが、素敵に年齢を重ねていくエキスだ♪2014/04/26
ポン☆
2
やっぱり、泣いてしまいました。心が変われば…は、メモして、考えながら行動しようと思う。2013/11/18
いっしー
1
大変感銘を受けた。やさしさとは、自分の存在によって周りの人に喜びを感じてもらうこと、他者貢献なんだと理解した。欠けているもの、ではなく、今あるものに感謝して生きる、というのが大事。いろいろ頭では分かってはいるが、常に実践する事は難しい。少しでも意識的に頭の隅にでも置いて毎日を過ごす様にしていきたい。また出会いを大切にしていきたい。2016/06/23