内容説明
「困難な時期」と呼ばれる現代よりも、さらに不便で未開、混沌を極めていた戦前の日本。そんな時期にあって、己の信じた道を歩き続け、ついに偉業を成し遂げた先人たちがいた。歴史に埋もれてしまった彼らの生涯を掘り起こし、色褪せかけていた栄光に再び陽の光を当てる。
目次
早川徳次―突如として表舞台から消された「地下鉄の父」
知里幸恵―滅びゆく「アイヌ叙事詩」を蘇らせた女流詩人
早川雪洲―ハリウッドの絶頂に立った「日本人俳優」
人見絹枝―日本初の「女性メダリスト」となったアスリート
金子直吉―GNPの1割を稼ぎ出した「財界のナポレオン」
榎本健一―栄光と挫折を往復し続けた「昭和の喜劇王」
林董―「不可能」といわれた日英同盟を結んだ外交官
津田出―幕末最強の軍隊を組織した「最後の軍師」
水野広徳―大佐階級を捨てた「反戦」ジャーナリスト
高橋泥舟―維新と同時に「表舞台」を去った幕閣
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。東京都立白鴎高等学校主任教諭、早稲田大学教育学部非常勤講師。第17回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)、第6回NTTトーク大賞優秀賞を受賞。現役の高校教師として日本史を教えるかたわら執筆活動をおこなう。日本テレビ『世界一受けたい授業』、テレビ朝日『クイズ雑学王』などにたびたび出演し、日本史の意外な真実や雑学を披露している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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