内容説明
「教える」ことに人生をささげたひとりの男がいた。伝説の打撃コーチ・高畠導宏。五十九歳にして高校教師に転身した彼は、わずか一年でガンに倒れた―。実話に基づく感動のＮＨＫドラマを完全ノベライズ！卒業生への贈り物となった最後の授業で彼が伝えたかったものは何か。「氣力」を込めてフルスイングする。
著者等紹介
百瀬しのぶ［モモセシノブ］
１９６７年東京都生まれ
森下直［モリシタタダシ］
１９６４年大阪府生まれ。『誘拐』にて城戸賞、日本アカデミー賞脚本賞を受賞
関えり香［セキエリカ］
１９７３年福井県生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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きむこ
72
再読。2回目でも涙なしには読めない結末。高畠さんは(プロ野球コーチ時代もそうだったが)人と向き合う時は短所ではなくとにかく長所をみる。生徒達の良い面を見つけて伸ばそうとするから、心から人間を愛する姿勢は生徒にも先生方にもちゃんと伝わってみんな彼を好きになる。たった一年の教員生活はあまりにも短かかった。彼が指導する野球部も見てみたかったと心から思う。これはドラマのノベライズだけれど原作の方もやっぱり読んでみたいな。★4.52020/08/23
すたれびと
1
ノベライズの下巻。こういう教師になりたいとも思いつつ，本当になれるのかといった私の中での葛藤があるが，高畠導宏さんのような指導者になりたい。2013/08/10
kikizo
1
南海時代の高畠さんをおぼろげながら覚えています。優秀なコーチから一転して高校教師。彼の"ギョロッ"とした目が懐かしい。 テレビドラマも拝見しました。最終回は涙が止まりませんでした。僕らの時代の「飛び出せ！青春」や「われら青春！」を思い出すような青春ドラマ。再放送を熱望します。この本は、ドラマの完全ノベライズ。展開がわかっていても、最終話では泣いてしまいました。高畠さんのご冥福をお祈りいたします。2012/03/23
LOVE_EARTH
1
4.9 龍馬が行くと同様に死んではお終い、死なないで欲しかったと痛切に思った。ドラマは見ていないが、いずれみたいと思う。指導者のあるべき姿。2010/10/01
k
1
名バッターを指導した敏腕コーチが教師に。こんな先生がいて欲しかった。伸びる人の条件には納得した。2010/02/15
