内容説明
天璋院篤姫の位牌をまもりつづけている田安徳川家十一代当主が、江戸城を舞台に「将軍‐大老‐大奥」間に繰り広げられた熾烈な政治パフォーマンスを明かす!「大老と天災は忘れた頃にやってくる」…天下の非常時にあらわれた最高権力者は何をしたか?手ごわい大奥といかに渉りあったか?この人がいなければ徳川将軍は四代で終わっていたかもしれないといわれる堀田正俊から、幕末に台頭した井伊直弼まで、徳川家だから語れる舞台裏。
目次
序章 天下の非常時にあらわれる人
第1章 「智謀深き者」の力量
第2章 三代目をささえた老練な手腕
第3章 エリートの奢りで自滅に走る
第4章 この人がいなければ徳川将軍は四代で終わっていた!?
第5章 秀吉以上の頭脳を幕政に発揮した凄腕
第6章 大老職と井伊家の関係
第7章 可能性ゼロからの台頭
第8章 どうにもならない時代の陰で
著者等紹介
徳川宗英[トクガワムネフサ]
田安徳川家十一代当主。1929年、英国ロンドンに生まれる。学習院を経て、慶応義塾大学工学部卒業後、石川島重工業に入社。機関設計部での勤務を経て、ボイラ営業部長、IHIエンジニアリングオーストラリア社長、石川島播磨重工業理事、関西支社長を歴任後、90年石川島タンク建設副社長に就任。95年の退職後は、静岡日伊協会名誉顧問に就任。全国東照宮連合会顧問。社団法人霞会館評議員。社団法人尚友倶楽部評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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