だいわ文庫<br> 企業舎弟の掟―「巨悪」欲望の暗闘史〈1巻〉

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だいわ文庫
企業舎弟の掟―「巨悪」欲望の暗闘史〈1巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479301592
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0195

内容説明

バブル崩壊後、さまざまな経済事件が噴出し、暴力団と金融機関の共犯関係が浮き彫りになった。稲川会二代目会長・石井進と五代目山口組若頭・宅見勝。佐藤茂と伊藤寿永光。安原治、末野謙一、松本喜造ら「ナニワの借金王」…。闇紳士たちと金融機関は、どのように癒着していったのか。企業社会の闇をえぐる書き下ろしノンフィクション。

目次

第1章 東の石井、西の宅見―経済ヤクザの首領(東の石井進;西の宅見勝)
第2章 東の佐藤、西の伊藤―オモテとウラの接点(東の佐藤茂;西の伊藤寿永光)
第3章 「ナニワの借金王」御三家(富士住建・安原治;末野興産・末野謙一;朝日住建・松本喜造)
第4章 マフィア・政界・金融、悪の三角地帯(阪和銀行の闇;ボーダーレス化する闇世界)

著者等紹介

有森隆[アリモリタカシ]
経済ジャーナリスト。1945年生まれ。1969年早稲田大学文学部卒業。三〇年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nobody

6
神がかりと親バカ。深奥にあるのはこんな人間臭いものなのかもしれない。前者は石井進が東急株を売り抜けなかった理由。石井がいかに神がかりづいてるかは溝口敦『現代ヤクザのウラ知識』所収のインタビューを読めば判る。後者は磯田一郎が伊藤寿永光に籠絡された理由。磯田の溺愛した娘黒川園子は「家庭に収まる、良妻賢母のタイプではなく」、写真週刊誌で暴露されようとしたスキャンダルを伊藤はヤクザを使って揉み消した。「園子の太ももに、てんとう虫の入れ墨があるんですよ。誰が入れさせたのでしょうかね。本人の意思だったのでしょうか」。2022/03/16

白山手賀

0
反社勢力にここまで巣食われていた日本の金融機関。 振り返ると驚きを禁じ得ない。今は、コンプラ即アウトになるはずだが、ちゃんと門前払いしてるよね。2019/11/30

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