だいわ文庫
高級官僚―影の権力者の昭和史〈1巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479301127
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0195

内容説明

日本を実質的に支配する影の権力者「官僚」。戦前戦中の特権的生活、軍部の総動員体制を支えた法案づくり、業界コントロールを通じた天下りや贈収賄事件、無形の圧力・行政指導…政財界に君臨する高級官僚の赤裸な権力と野望。戦後政治と高度成長を主導した“官僚支配”の視点から昭和史を描く全四巻。

目次

序章 政財官界を支配する影の権力者(三人の新任官僚;官僚制度の確立 ほか)
第1章 若き超エリート官僚(高文試験合格;「お気の毒ですが、回復の見込みはありません」 ほか)
第2章 戦時総動員体制(国家主導のダミー会社「帝国船舶」;海運統制をめぐる軍部との綱引き ほか)
第3章 造船疑獄の闇(「敗戦と同時に民主革命に突入した」;片道三時間の通勤 ほか)
第4章 ヤクザと海運大不況(天下り交渉;「田岡さんにそっぽを向かれると海運局が困ります」 ほか)

著者等紹介

本所次郎[ホンショジロウ]
1937年、東京に生まれる。経済記者として二十六年間、運輸、金融、財界などを取材し執筆活動へ。財界、歴史上の人物ドキュメンタリーや企業小説などを多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランラン

6
官僚トップと政治家の関わり合いがよくわかる。若狭氏が中心に描かれその若狭氏が冷静に問題に対応していた様は評価できる。激動の戦前戦後の日本のすざましい様が伝わる。2021/03/26

hayatama

2
基本的に若狭得治の伝記。それを踏まえて読まないと訳が分からない。神戸の海運情勢などよく描けている。2014/09/17

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