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だいわ文庫
封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479300991
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0174

内容説明

『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』『ノストラダムスの大予言』『ブラック・ジャック』『O‐157予防ゲーム』これらの作品は、なぜ、どう禁じられたのか。粘り強い取材で意外な真相を明らかにする新世代ルポルタージュ。

目次

第1章 闇に消えた怪獣―『ウルトラセブン』第一二話「遊星より愛をこめて」(消された思い出;ある中学生の告発 ほか)
第2章 裁かれない狂気―『怪奇大作戦』第二四話「狂鬼人間」(「傑作」か「怪作」か;一人歩きする噂 ほか)
第3章 忘れられた予言―映画『ノストラダムスの大予言』(裏切られた終末;被爆者の抗議再び ほか)
第4章 禁じられたオペ―『ブラック・ジャック』第四一話「植物人間」・第五八話「快楽の座」(「漫画の神様」の隠された遺産;差し替えられた単行本 ほか)
第5章 萌える行政―『O‐157予防ゲーム』(自分が当事者に;出し抜き合う新聞 ほか)

著者等紹介

安藤健二[アンドウケンジ]
1976年埼玉県生まれ。フリージャーナリスト。早稲田大学第一文学部を卒業後、産経新聞社に入社。さいたま総局、デジタルメディア局などで記者業務に就く。2004年2月に退社し、単行本の執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タルシル📖ヨムノスキー

24
ウルトラセブン第12話、怪奇大作戦の第24話、映画ノストラダムスの第予言、漫画ブラックジャック第41話・第58話。これらが放送禁止になった原因と理由、そして経過を追ったドキュメンタリー。ウルトラセブンの話は、なんとなく聞いたことがあった。ブラックジャックの話は、確かビブリア古書堂で触れられていたような。昔は作り手も抗議する側も、それぞれの主義主張がはっきりあったけれど、最近は匿名のそして面白半分のネット民の力が世の中を動かす恐ろしい時代。抗議する側は、まずその中身をしっかり確認してから行動に移してほしい。2020/02/25

lanikai

3
ウルトラセブンの12話が一切再放送されず、DVD等にも収録されない幻の作品であることはファンの間では有名。被ばく星人「スペル星人」が登場、ケロイドの体であるため、大人の事情で放映できないのだと。つい最近、とある方よりこの話をめぐって幼女殺害の宮崎某が登場する話を聞き、興味を持って読み進めた。著者は実相寺監督を含め当時の関係者に直接取材し、状況証拠と併せて「なぜ、どうして?」という点を詳細に解き明かす。円谷プロの封印の度合いがとてつもないこともわかり、ノンフィクションとして充分楽しめる本だった。2012/10/11

きっしょう

1
映画「ノストラダムスの大予言」ウルトラセブン、ブラックジャックなど人気作品の一部が封印された経緯や背景などのルポ。色々な見解があるのはわかるけど、最終的には自分の目で確認して判断したいとは思う。今視聴可能なもので、なんで封印されないの?という作品を結構見かける気がするけど時代背景、価値基準の変化などで一貫性が無いんだろうな。2013/01/20

ねぎとろ

1
確かにこのテーマ自体は面白い。でもそれだけ。問題奥深くまで切り込もうとするような鋭さはない。それは同じようなテーマを扱った森達也の『放送禁止歌』と比べると一目瞭然である。結局、題材の面白さだけで成立している作品だ。2009/08/24

wang

1
公開後に様々な問題があり日の目を見ない作品群。なぜ封印されたのか、製作者たちはどう思っているのか?丹念に事実を取材している。だが、メディアの問題や共通する課題、製作者、作品に取り上げられた者、メディアが作品を封印しないためどうするかなどの問題意識は薄い。著者の個人的意見表面が少ない分事実の集積としての意義が重いのかもしれない。セブン12話、怪奇大作戦24話、映画「ノストラダムスの大予言」、ブラックジャックのロボトミー関連、O157予防ゲーム。2009/03/18

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