内容説明
時は一二世紀。日本では源平が熾烈な争いを繰り広げるなか、源氏の異母兄弟が運命的な対面を果たしていた。同じころモンゴルでは、偉大なるハーン(王)が今まさに誕生しようとしていた。複雑に絡み合う頼朝・義経・静の愛憎、そして血脈が、一〇〇年の時を経て二つの国にもたらした奇跡の結末とは?日本とモンゴルを舞台に繰り広げられる、壮絶なる人間ドラマ。書き下ろし時代小説。
著者等紹介
西川右近[ニシカワウコン]
1939年、名古屋市に生まれる。日本舞踊西川流三世家元。古典舞踊の世界にとどまらず、新作舞踊劇の脚本、演出、振り付けを手がける。演劇、洋楽とのコラボレーションにも取り組み、海外公演も多い。また、父である西川流二世家元・西川鯉三郎が1945年に創始した、日本舞踊の長期公演「名古屋をどり」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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