内容説明
旅客機の最高傑作といわれるボーイング727。フライ・バイ・ワイヤー(電気式操縦方式)を旅客機で初めて採用したエアバスA320。両機とも、就航直後に連続して墜落事故を引き起こした。新型機は、後に傑作機と賞賛される機体でさえ、当初は危険に満ちあふれている。名機はデビュー後、なぜ連続して墜落したのか、その謎を解く。
目次
第1章 ボーイング727はなぜ、連続墜落?
第2章 DC‐10、鳥衝突で大事故発生!
第3章 タイヤ連続破裂の謎!
第4章 ロッキード・エレクトラ、予期せぬ振動!
第5章 パイパーとボーイング727、正面衝突!?
第6章 エアバスA320、先鋭機の悪夢!
第7章 ロッキードL‐1011、不完全な設計!
第8章 MD‐11、三つの事故には共通点が!
第9章 羽田空港、DC‐9まさかの誤着陸!
著者等紹介
加藤寛一郎[カトウカンイチロウ]
1935年、東京都に生まれる。1960年、東京大学工学部航空学科を卒業し、川崎重工業に入社。その後、アメリカ・ボーイング社を経て、1971年、東京大学工学部航空学科助教授、1979年、同学科教授。1996年、同大学名誉教授となる。2004年より防衛庁技術研究本部技術顧問。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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