いま、米について。―農の現場から怒りの反論

いま、米について。―農の現場から怒りの反論

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784478940662
  • NDC分類 611.33

内容説明

日本のコメが今日ほど世界の注目を浴びたことはない。とりわけコメ市場の自由化を迫るアメリカの主張は、日本の農村を直撃している。「日本叩き」「コメ叩き」の大合唱のなかで、現場の生産者が勇敢なペンを執った。「コメ叩き!」農業批判に大反論。

目次

いまや農家は、サラリーマンより豊かなのだそうですね。
悪名高い「補助金」とは誰のためでもない、消費者のためのものなのです。
サンフランシスコのスーパーでは10キロ800円のコメが売られている、という話のからくり。
「食管」をめぐって、キングコング対ゴジラの果てしなき闘い。
農業をつづけようとする者にとっては、地価の高騰は大めいわくなのです。
時代の節目節目で、農政はめまぐるしく変わってきました。〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イリエ

2
怒っておられる。活字からひしひしと伝わってくる。「農業ひと筋に生きてきた父の遺言」の章、涙があふれた。6人部屋に入院することになった百姓一筋の父。百姓に自信と誇りをもって仕事をされてきた。息子(著者)も跡取りとなってくれた。しかし、「百姓なんてやめろ」と涙をこぼして訴える。百姓は飲み食いまで倹約して、一生懸命働いて、病気になれば、家族にその負担がかかり見舞いもできない。無理が重なり、残ったものも病気になる。勤め人になれと訴えて亡くなる。農民の実態は甘くない。2010/10/06

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