内容説明
日本のコメが今日ほど世界の注目を浴びたことはない。とりわけコメ市場の自由化を迫るアメリカの主張は、日本の農村を直撃している。「日本叩き」「コメ叩き」の大合唱のなかで、現場の生産者が勇敢なペンを執った。「コメ叩き!」農業批判に大反論。
目次
いまや農家は、サラリーマンより豊かなのだそうですね。
悪名高い「補助金」とは誰のためでもない、消費者のためのものなのです。
サンフランシスコのスーパーでは10キロ800円のコメが売られている、という話のからくり。
「食管」をめぐって、キングコング対ゴジラの果てしなき闘い。
農業をつづけようとする者にとっては、地価の高騰は大めいわくなのです。
時代の節目節目で、農政はめまぐるしく変わってきました。〔ほか〕