ぼくらは小さな逃亡者

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478930816
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

ある日、ちょっとしたイタズラのつもりで爆弾花火をビルに投げこんだデーヴィとマイク。すると、ビルはたちまち大爆発!一瞬で瓦礫の山に…。驚いて逃げだした二人は、イタズラを見ていたという若い男女から、警察につかまらないように、しばらくかくまってあげよう、と声をかけられる。パニックになった二人は、言われるままについていく。でも、何かがおかしい気がするんだけど。

著者等紹介

シアラー,アレックス[シアラー,アレックス][Shearer,Alex]
日本でも大人気のイギリスの作家。1949年生まれ。テレビ、ラジオなどで脚本家として活躍後、作家に転身

奥野節子[オクノセツコ]
北海道生まれ。高校の英語教師を経て、ジョージ・ワシントン大学大学院修了後、ニューヨークの米企業に勤務

佐々木ひとみ[ササキヒトミ]
茨城県生まれ。作家。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

100
少年ならば、一度は経験する火遊び。爆竹で色々なものを爆発させたものです。それは世界共通項のようで、主人公デーヴィとマイクは、非合法な方法で入手した爆弾花火(たぶん爆竹)を悪戯心のまま、とあるビルに仕掛けて爆発させる。すると、なんとビルが倒壊してしまった! ――彼らの不思議な逃避行が始まる。実在のイギリスのテロ組織は、IRA(Irish Republican Army)とか、SHAC(Stop Huntingdon Animal Cruelty)、通称シャックがある。物語から判断するに、たぶん前者であろう。2015/03/15

うとうと

15
デーヴィとマイクが銀行ビルに爆弾花火を投げ込むと、なんとビルが大爆発!いたずらのつもりだったのに!驚いて逃げ出した2人を、大人の男女、ショー(ケヴィン)とケリー(アイリーン)が匿ってくれると言う。。/家に居心地の悪さを感じているデーヴィとマイク。少年らしい思い込みや素直さが可笑しくて愛おしい。ショーとケリーがテロリストになった背景ははっきり描かれないけど、断片的に現れる子ども時代の悲しい記憶。だからこそ冷酷になり切れなかった。いままで読んだシアラー作品と訳者が違ったからか、なかなかハマれずようやく読了。2022/07/13

風花 kazahana

7
児童文学をたくさん出している作家さんらしい。タイトルに惹かれて手に取ったがなかなか面白かった。花火でふざけたつもりが ビルを爆破してしまったと誤解し 本当の爆破犯人と数日間隠れ棲む事になってしまった少年二人。爆破犯人もお荷物の子供二人を段々と憎からず思うようになってしまい 決着の落とし所はどうなるのかとハラハラさせられた。イギリスの多民族も副題にあり改めて知ることも多かったし 子供への接し方もお国柄を感じられた。少年二人が 少しずつ逞しくなっていく過程が描かれている。2023/07/25

なほみ

6
アレックスシアラーの作品はどれも良い。ラストは切なかった。2021/05/11

橋川桂

5
ふとしたきっかけで見知らぬ男女と旅することになる少年ふたりの話。ウェールズの情景描写とか、テロリストふたりのぎこちなくも優しい疑似親子っぷりとかにほのぼのしてると、ラストでやられた。2017/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/441872
  • ご注意事項

最近チェックした商品