海のはてまで連れてって

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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478930526
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0093

内容説明

父さんは豪華客船で働いている。だから父さんが何週間も航海に行ってる間、ぼくと、ふたごの弟クライヴは、いつも、おじいちゃんとおばあちゃんの家に預けられてる。でも、今年の夏はちょっと違う。父さんが、これを最後に船の仕事をやめるかも。ぼくらは、父さんの船に忍びこんで、内緒で航海についてくことにした。家族って、いっしょにいるだけで素晴らしい。思いきり笑えて、思いきり感動できる冒険の物語。

著者等紹介

シアラー,アレックス[シアラー,アレックス][Shearer,Alex]
日本でも大人気のイギリスの作家。テレビ、ラジオなどで脚本家として活躍後、作家に転身。1949年生まれ

金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授にして翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たるき( ´ ▽ ` )ノ

49
一気読み!アレックス・シアラーの作品はほんとワクワクする(*´∇`*)無邪気な夢が実現されて、とっても羨ましい。最後の最後まで面白かった♪豪華客船の旅なんて、私は一生体験できないだろうなぁ・・・。2017/02/02

ひめか*

35
大きな豪華客船に侵入して、いろんな部屋を覗いてみたい。僕たちの秘密の大冒険!子供が憧れるであろう夢を本の中で叶えてくれる。双子の男の子の船に乗り込む大冒険をコミカルに描く、ワクワクの詰まった物語。雑談が間にちらほら入ってくるのが面白くもあるけど、雑談によって展開が少しゆっくりになるので、スリルの物足りなさを感じた。子供の頃読んだら純粋にもっと楽しめたかもしれない。クライヴのバカさに笑いながら、子供ならではのユニークな発想に、自分の子供の頃を思い出した。シアラーは世界共通、子供の憧れの世界をつくってくれる。2017/11/06

ヴェルナーの日記

30
流石にハズレがない作家シアラーの作品である。ただ不思議なのは、主人公が『ぼく』という代名詞で語られ、名前が分からない。双子の弟には固有名詞がついているのに……、何故??と思う。これは私見ですが、『ぼく』という視点で物語を展開しているので、これが、もし弟のクライブなみに、おバカでお惚け人物にしてしまったら、物語を読者に理解させることができなくなると、シアラーは考えたのでは?と思う。ゆえにその反動で、主人公『ぼく』に対して、双子であるにも拘らずクライブはかなり異質な存在になってしまった。2014/11/30

星落秋風五丈原

23
思わず『大丈夫?』と声をかけたくなるほど穴だらけの計画で、「こんなの、うまくいくのか?」と首をおおいにひねるのだが、彼等は臨機応変能力があるようで、 「好かない学友が両親と船に乗っていた」「トイレはどうするか」「食事はどうするか」などの彼等にとってはとっても切実な問題を、一つ一つクリアしてゆく。前述のように、二人の会話は思わず吹き出してしまうものばかり。これだけ漫才の才能があれば、そっちで船に雇ってもらう事を考えた方が、船に乗りたい夢を叶える早道であるのは確か。2004/11/14

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

19
豪華客船で働いている父さんは、仕事の時は僕たちをおばあちゃんの家に預けて何週間も航海に行く。もう父さんと離れるのはイヤだ!そこで僕と双子の弟クライヴは父さんが働いているモナリザ号に密航することにしましたが・・。父親に置いてけぼりにされるのがたまらなくイヤで、そして彼らを置いてまで航海に行く海の魅力を知りたくて二人は父親を追いかけます。手段は間違っていたけれど、ずっと一緒に居たいという気持ちが伝わってきました。家族の大切さを教えてくれた物語でした。★★★★2011/09/18

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