内容説明
全国13か所の「産消提携」をルポルタージュ。コメ、野菜から果樹、茶、畜産にいたるすべての有機農産物の生産者と消費者を訪ね、それぞれの地域ですすめられている「提携」の実態をたんねんにレポートする。作る人と食べる人の肉声を聞くうちに、いまの日本農業がかかえている問題のなかみが具体的に見えてくる。
目次
1章 ホタルや赤トンボが帰ってきた町
2章 ヒジキの煮物のある学校給食
3章 ウサギがいてチャボもいる農場
4章 「大地を守る会」ってどんな会
5章 海が見える山の畑
6章 海辺の町の“食べ物”運動
7章 朝霧の立つ清流沿いの茶畑
8章 モンシロチョウのいる畑
9章 フクホナミの稔る山間の田んぼ
10章 ナシがたわわに実る果樹園
11章 国産ダイズと天然にがりで豆腐をつくる
12章 乳と蜜の香りが流れる牧場
13章 バークシャーと地鶏のいる農場
解説 いま、日本の有機農業は