出版社内容情報
からくり人形,万年時計,蒸気船の模型など,からくり儀右衛門と謳われた田中久重の生涯を辿りつつ,同時代の技術的背景を探る。
内容説明
からくり人形、万年時計、無尽灯、蒸気船の模型など、〈からくり儀右衛門〉と謳われた田中久重の生涯をたどりつつ、同時代の技術的背景を探る。
目次
第1章 生い立ち
第2章 灯火を求めて
第3章 万年時計
第4章 蒸気船の時代
第5章 佐賀藩製煉方
第6章 明治維新の頃
第7章 銀座煉瓦街にて
第8章 エレクトロニクス産業の源流
第9章 東芝への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
9
読み友さんが読んでて急に昔彼のドラマを見てたの思い出した。その頃土日は上野の塾に通っていて同じ様に儀右衛門どんのドラマを見てた、妙子ちゃんと塾の帰り時計やからくり人形を科学博物館に見に行った。東芝創立者だと言う事も知らなかった。ただからくりの好きな創意工夫に優れた人が作ったものと言う認識だった。あれから50年そのおぼろげな知識が一新した。本物の技術者で勉強家だったのね。ドラマの続編を見ているような心持で読了。「からりくるりのぎえもんどん。」覚えている人いませんか?半世紀たっているけどね2019/02/13