出版社内容情報
2001年は循環型社会“元年”といわれる。キーパーソンのインタビューを交えて、循環型社会を目指して奔走する、人と企業と地域を描くルポルタージュ。
内容説明
本書は、循環型社会の具体的な姿を紹介し、それを支える「勇者」たちを紹介するものである。循環型社会は、すでに日本のあらゆる地域にその具体的な姿を現わしつつある。大量生産型社会から循環型社会に向かう転換期の荒波のなかで、抜き手を切って新しい時代を選択する素晴らしい「勇者」たちの紹介。
目次
第1部 循環型社会を切り拓く、人と地域と企業(点から線へ、線から面へ;小さな村の大きな実験;「環境パトロール」;「環境経営」とエコデザイン)
第2部 環境統合戦略=エコデザインとは何か?―エコデザインで結集する高知県(山林に木霊する、自然と人の営みの交響曲;土佐が生んだ、時代を画する「無公害建設用杭打ち機」;リサイクルストーンとグリーン公共事業;健闘する「土佐派の家」設計者集団;土づくりにこだわるエコデザイン型微生物農業;葉つき乾燥で木材乾燥循環技術を再生;四万十川源流をエコロジカルに評価する)
著者等紹介
高杉晋吾[タカスギシンゴ]
1933年、秋田市生まれ。早稲田大学文学部卒業後、団体職員を経て、1971年、教育、医療、環境分野を中心に、フリーランスの評論家として執筆活動に入る。特に近年は、「循環型社会」形成のためのジャーナリスト活動を中心に、精力的な取材を続けている。企業、住民の対立の構図を克服し、協同決定による合意形成が循環型社会形成の軸という信念を貫く
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