内容説明
6500万年前、恐竜が絶滅しなかったなら…驚異の進化を遂げ、未だ地球上を支配し続ける。『フューチャー・イズ・ワイルド』の著者が贈る進化を遂げた恐竜図鑑。
目次
大量絶滅―恐竜絶滅に関するさまざまな説
恐竜とは何か―陸生爬虫類の進化
新恐竜の系統樹―6500万年前から現代へいたる道
古地理学―移りゆく地球の姿
動物地理区―世界の動物分布
生息環境―世界の自然環境
新恐竜―進化し続け、現代に生き残った恐竜たち
エチオピア区
旧北区
新北区
新熱帯区
東洋区
オーストラリア区
海洋
著者等紹介
ディクソン,ドゥーガル[ディクソン,ドゥーガル][Dixon,Dougal]
1947年スコットランド生まれ。セント・アンドリュース大学にて地質学を学ぶ。出版社勤務を経て80年よりフリーのサイエンス・ライターとして活躍
疋田努[ヒキダツトム]
1951年大分県生まれ。74年京都大学理学部卒。79年京都大学大学院理学研究科動物学専攻博士課程修了。京都大学大学院理学研究科助教授。2003年、マダガスカルにて前脚だけの新属新種のトカゲを発見する
土屋晶子[ツチヤアキコ]
東京大学文学部社会学科卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イノ
22
6500万年前の恐竜絶滅がなかったらと仮定し、進化し続けた恐竜たちの世界を描いた作品。恐竜無き世界を進化した哺乳類はネズミのような姿のままで、その穴を恐竜たちの進化を想定ている。進化した新恐竜を綺麗なスケッチで描き楽しく想像を膨らまさせる事が出来き楽しい。2017/08/25
5〇5
5
6500万年前の大量絶滅がなかったら。恐竜がそのまま進化し続けていたら ♦これは、未来ではなく現在の地球が描かれている ♣そこは見慣れた大陸の配置がある。そして生物は環境に適応して進化している ♥白亜紀のままの恐竜の姿も、現在の哺乳類の姿と似通った収斂進化も科学的で説得力がある ♠哺乳類の台頭のない新奇なifの世界が楽しめた。2021/03/21
Tatsuya
5
もし6500万年前に、恐竜等の爬虫類達が絶滅していなかったら、という仮定の上に考察された、現代の博物誌。同作者の『アフターマン』と非常に似た感じの体裁で、非常に楽しいです。ただ『アフターマン』ほど読んでてワクワクや驚きがなかった。多分、現代に生きる自分から見て、6500万年前に絶滅した恐竜達自体が『アフターマン』の未来生物と同様、不思議と驚きに溢れる生物だから。そんな恐竜達と『新恐竜』を比較してもギャップに驚きがないんだろうな。現代の哺乳類の生態をそのまま爬虫類に置き換えただけの生物とかも結構あったし。2009/06/29
スコット@EC
4
まぁあくまで想像の世界の話ですから笑っちゃいけないんでしょうけど、これが「妖怪大図鑑」というタイトルでも違和感無いです(笑)。みんなで「新恐竜」を考えるのも楽しいかも。2013/04/24
ねんこさん
4
アフターマンやフューチャーイズワイルドほどワクワクしなかったのは、多分現行の生物に近い姿の物が多いからか。2010/08/26