内容説明
超基本を理解するだけで、マーケティング調査のデータ分析、金融商品のリスクとリターン、株・為替相場のボラティリティ、選挙の出口調査までわかる。
目次
第1部 速習!標準偏差から検定・区間推定まで(度数分布表とヒストグラムで、データの特徴を浮き彫りにする;平均値とはやじろべえの支点である―平均値の役割と捉え方;データの散らばり具合を見積る統計量―分散と標準偏差;そのデータは「月並み」か「特殊」か?標準偏差(S.D.)で評価する ほか)
第2部 観測データから背後に広がる巨大な世界を推測する(「部分」によって「全体」を推論する―母集団と統計的推定;母集団のデータの散らばり具合を表す統計量―母分散と母標準偏差;複数データの平均値は、1個のデータより母平均に近くなる―標本平均の考え方;観測データが増えるほど、予言区間は狭くなる―正規母集団の便利グッズ、標本平均 ほか)
著者等紹介
小島寛之[コジマヒロユキ]
帝京大学経済学部助教授。数学エッセイスト。専攻は数理経済学。1958年東京生まれ。東京大学理学部数学科卒。同大学院経済学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuma Usui
27
統計検定2級の受験のため手に取ったがとても理解が捗った。カイ2乗分布やt分布などの分布の特性について順を追って分かりやすく解説している。確率や微積などは使わず、それでいて統計を学ぶ時に躓きそうな箇所の理解を目指しており、統計について学ぼうと思う人向けにお勧めできる内容と思う。2023/05/30
vinlandmbit
23
図書館本。統計学を数学と確率論を抑えつつも、本質が掴めるように纏めてある一冊。これまでの経験(理系・文系等々問わず)一冊しっかり読み込むと統計学の理解の土台が作りがしっかりできると感じます。2024/01/08
Kouro-hou
22
統計学入門はいろいろありますが、この本の売りは数学を極力使わないです。をを!文系一直線で数式が出ると挫折する当方としては、この本がダメだともう後がありませんw 章立てを細かく、穴埋め式の復習の練習問題をやり、超難しそうなところは他の入門書を見てねw、とかなんとか最後まではたどり着きましたが分かった気になってるだけの可能性大ですw。数式のかわりに文章をつづってる本ですが、なんか地の文が小説的で理解とは別に面白くはありました。2022/09/21
ぶう
21
分かりやすいと評判の統計学入門の定番本。統計検定2級の学習ブログあたりには必ずと言っていいほどオススメ本として登場する。極力数式を使わないなど数学アレルギーの人には良さそう(一般的な統計学本に出てくるΣ記号とか一切出てこない)。内容としては「なるほど上手い説明だな」と感心する部分もある一方で、逆に分かりづらく感じる部分もあった。シャープレシオとかは要らなかったんじゃないかなと個人的には感じた。統計学の基本部分が理解できている人は他の本がよいと思うが、他の入門書で躓いてしまう人は試しに読んでみるといいかも。2022/09/05
犬こ
21
今まで読んだ統計学の基礎本の中では一番の良著。説明、例題、演習と理解をうながす手順で進むので、一つ一つクリアになっていきました。筆者は理系ながら、堅苦しくならない説明文章が本当にうまいです。再読確定本。2015/03/26
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