内容説明
「売れる○×」の生み方、育て方、実らせ方。だんご3兄弟、踊る大捜査線、おニャン子クラブ、中島みゆき、チェッカーズなど、数多くの大ヒットプロジェクトに関わった著者が、時代の気分をつかむ方法、お教えします。
目次
第1章 ヒットの正体(「心サービス」時代の鍵はヒットが握る―二一世紀はあらゆる産業がサービス業になる;ヒット誕生のために越えるべき五つの関門―見つける/気持ちが動く/つい手が出る/堪能する/また欲しくなる)
第2章 五つのヒット要因を探る(時代のニーズ―すべてのヒットに不可欠な前提要因;企画―ヒット誕生における最大の原動力;マーケティング―商品の価値を正しく世の中にアピールする;制作―コスト低減でヒットのチャンス拡大;デリバリー―顧客とダイレクトのつながるチャネルの登場で役割増大;ヒット要因が進化する現代社会―デジタル化が促す社会環境の変化・顧客と商品の関係の変化)
第3章 実例に学ぶ六つのヒット法則(ミスマッチのコラボレーションがヒットを生む―氷の器にドライアイスと熱油を同時に勢いよく注ぎ込め;明確なコンセプトがヒットを生む―メッセージの強さは、気持ちを動かす、人を動かす、世の中を動かす;常に新鮮な驚きがヒットを生む―ハッとさせて好きにさせる;継続性・連続性がヒットを生む―継続は力なり、不連続の連続を目指せ;付加価値がヒットを生む―欲張りは成功のもと、オトクの演出に活路あり;顧客との会話や顧客同士の情報交換がヒットを生む―インターネットの登場で消費者は真の王者になった)
第4章 ヒットを生むプロデュース能力(「人」と「ヒットの芽」という二つの鍵―ヒットづくりをスタートさせる最低限の条件;「二つの鍵」のマネジメント―ヒットを生むプロデューサーの役割;二つの鍵とプロデューサーの七つの能力サイクル―ヒットプロデューサーとそうでないプロデューサーを分けるもの;ヒットプロデュース能力をアップする方法―NLP理論の応用でコミュニケーションの達人になる;ヒットプロデュース力がビジネスに差をつける―ヒットインパクトに勝るブレイクスルーはなし!)
著者等紹介
吉田就彦[ヨシダナリヒコ]
1957年生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒。79年(株)キャニオンレコード(現ポニーキャニオン)入社。音楽、映像、ゲーム、マルチメディア等の制作、宣伝業務に20年間従事する。制作ディレクターや宣伝プロデューサーとして、チェッカーズ、おニャン子クラブ、中島みゆき等の数々のヒットを手がける。映画プロデューサーとしても、ビートたけし主演の『教祖誕生』等の制作を行う。また、テレビドラマ、アニメ、ビジュアル・アイドル、スポーツ、ラーニング、ハウツー、キッズ等のビデオビジネスにも携わる。ポニーキャニオンでの最後の仕事は『だんご3兄弟』。99年にポニーキャニオンを退社し、(株)デジタルガレージに取締役副社長として入社。EC事業の立ち上げやCCO(Chief Contents Officer)としてインターネットにおけるコンテンツ・ビジネスのコンサルティング等を行う(同社は2000年12月にJASDAC市場にてIPOを果たす)。現在は、(有)ワイズハウス代表取締役、(株)デジタルガレージ顧問、デジタルハリウッド大学大学院客員教授
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