内容説明
ゴールドラット博士の言葉を借りれば、「TOCの真髄は、思考プロセスにある」という。板ばさみ状態の管理職、叩き上げの父親とハーバード出身の息子の経営論争、プロフィットセンター化のひずみ、「強み」を生かせず経営危機に陥る製造業などのジレンマをTOC思考プロセスを駆使して問題解決を図る。
目次
第1章 TOC概論―思考プロセスをマネジメントに適用する
第2章 叩き上げの父親とハーバード出身の息子の経営論争―順調なのに改革は必要かというジレンマ
第3章 「強み」を生かせず経営危機に陥る―典型的な製造業のジレンマ
第4章 忙しすぎて爆発寸前のサービス組織―ある修理試験場でのジレンマ
第5章 住民医療か、先端医療か―病院経営のジレンマ
第6章 板ばさみ状態の中間管理職―ある購買マネジャーのジレンマ
第7章 プロフィットセンター化のひずみ―思いどおりにいかなかった社長のジレンマ
第8章 大型プロジェクト失敗のトラウマ―何も学べなかった経営者のジレンマ
第9章 成功体験が壁になるとき―成功を生んだ風土が次の失敗を招くジレンマ
著者等紹介
シュラーゲンハイム,エリ[シュラーゲンハイム,エリ][Schragenheim,Eli]
経営コンサルタント。ヘブライ大学で数学と物理学を専攻。テル・アビブ大学でMBAを取得。OPTパッケージをゴールドラット博士とともに開発。1986年アブラハム・ゴールドラット協会(AGI)設立当初のメンバーの1人。経営研修用の大規模コンピュータ・シミュレータを開発、経営者向けのワークショップを精力的に行っている。テル・アビブ大学経営学部で教鞭を執るかたわら、学会論文・雑誌の執筆など多数
中井洋子[ナカイヨウコ]
株式会社モア・スループット代表取締役。Delta Institute S.A.アソシエイト。1978年フェリス女学院大学卒業。IT関連企業、プライス・ウオーターハウス、SAPジャパンを経て2001年7月内山春幸とともにモア・スループットを設立。現在は、アカウント・セールスにTOCを応用したソリューション「デルタTセリング」で受注を画期的に増大させるサービス、すなわちマネジメントの変革プロジェクトを提供している
内山春幸[ウチヤマハルユキ]
株式会社モア・スループット代表取締役。TOC‐ICO創立メンバー・認定コンサルタント。1970年千葉工業大学卒業。NEC、SAPジャパンを経て2001年7月、中井洋子とともにモア・スループットを設立、TOC分野で著名な米国のビル・デトマーの主宰するGoal Systems Internationalと提携した。TOCで、会社を変革する教育・コンルティング活動を幅広く行っている
西村摩野[ニシムラマヤ]
フィンランドと日本を往復しながら、15年以上にわたり、ビジネス書をはじめ幅広い分野の技術翻訳を手がけている
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